倉敷の沙美海岸(さみかいがん)にある古民家カフェ「沙美カフェ しろ」に行って来ました。
場所は倉敷市の南西、倉敷長浜笠岡線(県道47号線)から海岸沿いに向かったところにあります。目の前は沙美東海水浴場という絶好のロケーション。車で新倉敷駅から20分弱、金光駅から10分強の場所にあります。
外観
左側の建物が店舗。素朴な感じの看板がなければ気づかないような、普通の古民家の佇まいです。ちなみに、県道から海岸に出る道は車がすれ違えないほどの狭い道なので、注意が必要です。
こちらが敷地への入り口。
看板もシンプルです。
反対側には駐車場の案内が出ていました。
案内にある「海側道路」とはこの写真の道路のこと。この通りの海側に寄せて車を停めればいいそうです。他所から来ると車を停めていいものか迷うところですが、ちゃんと案内してくれれているのは親切です。安心します。
ちなみに左に見えているのが店舗なので、海が目の前だという事がよく分かると思います。
この海が見える砂浜が沙美海岸。実は日本で最初の海水浴場らしいです。「日本の渚百選」にも選ばれています。
敷地入り口に入るとまず木のトンネル。ベンチも設置されています。
そこを抜けると両サイドに丸椅子が置かれた丸石の飛び石。
その先がお店入り口となっています。
玄関前には順番待ち表が置いてありました。この日は土曜日の遅い時間に訪れたので待たずに入れましたが、人気店なので休みの日はかなり混雑していそうです。ここにたどり着くまでに設置されていた丸椅子やベンチは、順番待ちのお客さんのためのものなのかもしれません。
こちらは玄関の反対側方面。トイレは店内になく、玄関を出たこの先にあるようです。
お店の庭から建物全体を見た所。海側が全面がガラス張りになっていて眺めが良さそうです。庭にあるベンチとパラソルもいい感じです。
店内
玄関で靴を脱いで上がるとすぐにレジカウンターがあります。ここで先に注文会計をするシステムです。
入ってすぐ左に二人掛けのテーブル席が2つ。
正面のガラス張りの戸の向こうには海。眺望抜群です。
この周辺では雑貨の展示・販売もしています。
これはクリスマスリースですかね。
テーブル席の隣は、丸窓の壁を挟んで広い座敷席のスペースとなっています。
2面が窓ガラスの開放的で明るいスペース。海もばっちり見えます。ちなみに車は一番近いお店の前に停めたくなりますが、この眺望をより楽しむために、敢えてお店の前は避けて少し遠めに車を停めると、粋でいなせな分かっている大人の感じが出て良いかと思います。
床の間の飾りはカントリー風ぽくもありながら、しっかりと和室と調和していていい感じ。
照明も素敵です。
こちらは座敷席スペースの奥側。全体的にそこまで席数は多くなく、ゆったりとした空間となっています。
こちらはウォーターサーバーや紙ナフキン、砂糖、ミルクなどが置いてあるセルフコーナー。あちこちに石油ストーブが設置してあり、寒くなったらこれで暖を取ることになるようです。店内禁煙。
メニュー
ピザメニューとパフェメニュー。
ドリンクメニューやケーキや台湾カステラといったスイーツメニュー。
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こちらは写真映えしそうなクリームソーダ。このお店のスイーツは、どれも映えそうな見て楽しめるビジュアルをしています。夏はかき氷もやっているようです。
お店に入るとまず、レジ前のメニューを見て注文・会計を済ませ、渡された番号札を持って好きな席で待つ、というシステムです。
コーヒー HOT(450円)
湯気立ち昇るホットコーヒー。器もいいです。
カフェオレ HOT(500円)
カフェオレ。コクと深みがしっかりと感じられる味わいです。
オリーブマルゲリータ(880円)
そしてピザ。もしかしたら食事系はないのかなと思っていたので、軽く食べられる物があって良かったです。ピザのランチもやっているようです。
一緒にタバスコならぬユズスコもやってきました。
モッツァレラチーズにバジルとトマト、そしてブラックオリーブがのったかなり本格的なピザです。しっかり熱々でもちもち。それぞれの具材が良い仕事をして抜群のハーモニーを奏でています。ユズスコはそんなに辛くはなく、爽やかさが加わる感じでこれもまた良いです。
ほぼ満席だったので、すこし料理が運ばれてくるのが遅れ気味になっていましたが、景色を眺めたり、写真を撮ったりしていたら全然気になりません。こういう場所にある人気スポットは、混雑して忙しいし、一見さんが多いしで、店員さんがツンケンしているイメージがあるのですが、このお店はめちゃくちゃ人当たりがソフトだったのが印象的。時おり、お客さんを気遣う声をかけたりもしていて好感が持てました。
その他
のんびりしていたら少しずつ日が暮れ始めました。瀬戸内の島々がピンク色に染まり始めます。
夕日も見えました。窓の向こうの夕暮れを背景に海辺を散歩している家族連れの姿などを眺めていたら、こちらまで気分が和んできます。ご近所さんが羨ましい。
お店は5時までなので、こうやってお茶を飲みながら黄昏時を楽しめるのは、日が短い冬の時期だけです。なんだか得した気分。
お店を出る頃には、えもいわれぬ幻想的な風景になっていました。
その後夕暮れ時の海岸を散歩。なんだか離れがたい風景です。
沙美西海水浴場
せっかくなので、ちょっと離れた沙美西海水浴場に車で移動してみました。ボーッとしているだけなのに、なんだか癒されます。
海も空も島々も淡い色に包まれ、まるで絵画のよう。同じような写真をついつい何枚も撮ってしまいます。
沙美カフェ しろ
住所:倉敷市玉島黒崎4795
営業時間:11:00~17:00
定休日:火・水
駐車場なし(路駐可)/禁煙