下記記事の続きです。
竹原市歴史民俗資料館
元々は図書館だった建物。
横の広場には「マッサン」の二人の銅像があって、一緒に写真を撮ることも出来ます。
玄関入ってすぐは無料の休憩スペースですが、その先は入館料200円。
竹原市の歴史や製塩業、酒造業等の産業についての資料の展示があります。
また竹原出身の政治家で総理大臣にもなった池田勇人とニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝の経歴や二人の交流エピソードも紹介されています。ただ、最近の総理とそのお友達の関係を思い出させて、複雑な気分になったりもします。
竹すずめ
頼惟清旧宅
紺屋を営んでいた頼山陽の祖父、頼惟清の旧宅。ひと気がなく、入って良いものか一瞬迷いますが、見学自由。
土間が広く、同じような六畳ほどの部屋が並んでいます。
各部屋では花を活けたり、着物をディスプレイしています。
胡堂
本町通りの突き当りに建つ胡堂(えびすどう)。映画「時をかける少女」で瓦屋根が落ちてくる印象的なシーンで使われました。
大きな門だったような気がしていましたが、これだったんですね。
横から見ると屋根の長さが前後で違います。元々なのか、何かの都合で後ろだけ短くしたのか。
龍頭山照蓮寺
立派な門のお寺。
竹原小早川代々の子弟の学問所だったそうです。
本堂も立派です。
小早川隆景が寄進した国重要文化財の銅鐘(高麗鐘)があります。写真に撮った鐘はそれじゃないっぽいです。
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光本邸
入場料200円。敷地内にある土蔵が「今井政之陶芸の館」となっていて、竹原出身の陶芸家、今井政之、眞正、裕之の父子の作品が見れます。ここは撮影不可。
土蔵の隣の建物が休憩所となっています。陶芸に興味がある人には良いけど、建物を見たい人は行かなくてもいいかも。
café青
小路に入ったところにある、蔵を改装したカフェ。
店の名前が良いですね。
プリンス(閉店)
いい佇まいの喫茶店。残念ながら16年9月に閉店。58年間営業したそうです。
木造三階建ての建物。結構な存在感です。
森川邸
旧竹原町長の邸宅。町並み保存地区から少し離れた本川を超えた所にあります。入場料300円。
とにかく広い。テンションが上ります。
古いタンスなどの家具も展示されていますが、金持ってる感が滲み出ています。
庭も立派です。
残念ながらこの日は整備中でブルーシートがかかったりしていました。
そして、格子戸や欄間なども凝った細工が施してあります。
町長が何でこんな金持ちだったの?と訝しんでしまいますが、元々酒造業を営んでいたそうです。昔は金持ちじゃないと政治家になれないんでしたね。今もかもしれませんが。昔はあたりが塩田で、石垣の上にお城のように鎮座していたそうです。
かなりの大豪邸で、周遊券で入場できる施設の中で一番面白かったです。
頼山陽広場
町並み保存地区に並行して流れる本川沿いにある広場。幕末の尊王攘夷運動に影響を与えた「日本外史」を著した頼山陽の銅像や詩碑があります。
頼山陽の祖父が竹原で紺屋を営む富商で、本人は大阪生まれで広島市や京都で生活していたのであまり関わりがないような気がしないでもないですが、度々訪れてはいたようです。
車止めがタケノコの形。
道の駅たけはら
まとめ
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているからか、それとも「マッサン」効果なのか、かなり観光地として整備されている、という印象でした。見所も多いです。
「マッサン」やってたからウィスキーをおみやげに買って帰ろう、なんて思っていたんですが、お土産屋でも特別ウィスキー推ししているわけではなく、買えませんでした。あれ北海道なんですね。ただ酒造業が盛んなので地酒は種類豊富に取り揃えていました。
「時をかける少女」は観た事があり、胡堂のシーンは覚えていましたが、それ以外は全く思い出せずあとで調べて、そんなシーンあったような気がするなーという程度だったので、ロケ地巡りをするのなら事前にもう一度観ておいたほうがいいかもしれません。それが無理なら、せめて事前にどのシーンでどこが使われたのかを把握しておくだけでも楽しさが違ってくるような気がします。
今回、車で行きましたが、車は道の駅に停めました。道の駅以外では新町市営駐車場や榎町市営駐車場に停められるようですが、どちらも有料(100円/時間)です。なので道の駅に車を停めて観光マップを入手してから、散策するのがいいのかな、って思います。