「安芸の小京都」と呼ばれる広島県竹原市の町並み保存地区に行ってきました。大林宣彦監督の「時をかける少女」やNHKの朝ドラ「マッサン」のロケ地やアニメ「たまゆら」の舞台としても有名な場所です。
旧笠井邸
元塩田経営者の住宅。入場無料。2階のガラス戸が小粋です。
凝った欄間や格子窓が見られます。
2階は竹原を舞台にしたアニメ「たまゆら」に関する展示が。
この家はT字路の突き当りに建っているので、2階からは通りの奥の方まで見渡すことが出来ます。
陶工房 風土
器の展示や陶芸体験ができる工房。並んだ器の向こうに猫が佇んでいます。
「広島キャットストリートビュー竹原編」にも登場する路地裏観光課長の「漱石」です。
ゆきちゃん
お好み焼き・惣菜のお店。
格子戸の向こうにステンドグラスが潜んでいます。
小笹屋 竹鶴酒造
元々は小笹屋の屋号で製塩業を営んでおり、後に酒造業を始めた竹鶴酒造。内部の見学不可。
NHKの朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝の生家でもあります。実際に撮影で使われたそうです。
***
洋館風の建物ですが、屋上から和風な屋根が覗いています。看板建築でしょうか。
松阪邸
二階の菱格子の窓が特徴的な製塩業者の元邸宅。
出格子には彫刻が組み合わせられています。
格子戸や欄間のデザインが凝っています。
その他にも当時の嫁入り道具等の展示があります。一階部分と庭の見学が出来ます。
入場料 大人200円。ここと「歴史民俗資料館」「光本邸」「森川邸」の4施設に入館できる、200円お得な「周遊券」もあります。
***
波千鳥の彫りがある出格子。
ほり川醤油
大正八年創業の醤油屋。
カラフルなラベルの醤油やポン酢を販売しています。「だいだいぽん酢」を購入。
- 価格: 10000 円
- 楽天で詳細を見る
ほり川
ほり川醤油の向かいにはお好み焼き屋「ほり川」。立派な醤油蔵を改装したお店で、名前から推察できる通り、ほり川醤油が運営しているようです。
そしてこのお店の隣の建物が、映画「時をかける少女」で尾美としのり演じる「堀川吾郎」の実家として使われたようです。
建物の前にある看板は、映画の小道具として使用したものを復元したものだそうです。
西方寺・普明閣
通りから小道に入り、長く続く階段を登るとお寺。
門のところには、ちゃんと本堂に一礼してくださいと注意書きがあります。本堂を無視してその先に行っちゃう人が多いんでしょうね。
本堂に参拝してから、さらに階段を上ります。もうこのあたりでもだいぶ景色が良いです。
ここの階段も映画「時をかける少女」で通学路として使われています。
見えてきたのは普明閣(ふめいかく)。清水寺を模した舞台づくりで深い朱の柱が印象的。
もちろん舞台まで上がることが出来て、町を一望できます。木々の間からは海も見えます。いい風が吹いて、しばらくのんびりしたくなりますが、居座らず他の人にも場所を譲りましょう。
***
茶房ゆかり
青い壁の蔵を改装した茶房ゆかり。この日は営業していないようでした。
蔵に開けられたでかいドアとその上の洋燈がなんか良いです。
その2に続きます。