下記の続きです。kibi6.hatenadiary.jp
本堂に到着。
質素な装飾ですが、屋根の宝珠は凝っています。
大きな錫杖も。
近くに弾丸のような鉄の塊が無造作に地面においてあります。この錫杖の付属物が落ちたものなんでしょうか。
本堂の左手奥に「大神山神社奥宮」へ続く道があったので、せっかくなので行ってみることに。
途中、案内板もない二手に分かれる道が。迷いながらも右側の道を通ることに。
参道に出ました。どうやらどちらの道を選択しても参道に出られるようです。石畳の道ですが、石がゴツゴツしているので足元を見ていないと歩きにくい。サンダルを履いていたのですが、靴を履いてこればよかったと後悔。
足元に注意しながらしばらく歩くと鳥居が見えてきました。
近くには自然石に刻まれた地蔵「吉持地蔵」があります。
鳥居を抜けると砂利道に。
「大神徳(おおみのり)牛箱」(800円)、「奥宮多幸焼(たこやき)」(380円)が食べられる「おおみのり家」があります。神社運営なんでしょうか。
手水舎があって、その先は階段です。
階段の先には門が見えています。
大神山神社神門。かんぬきが外側についているため、「後ろ向き門」とも呼ばれているそうです。もともと大山寺本坊西楽院の表門だったのを、そのままの向きで移転したため、逆になってしまったとの事。うっかりミスなのか、あえてなのか。
後ろ向き門をくぐると本殿が見えてきました。
狛犬がボコボコとした体で、妖怪じみていて良いです。
階段を上り、奥宮本殿に到着。社殿は全国最大級の権現造り。
ちなみに大神山神社の本社は米子IC近くにあり、元々は冬の積雪が厳しい時期に神事を行うために建てられたそうです。
明治時代の神仏分離によって大山寺と分離したとの事。
参拝を終えて帰路に。大山寺には戻らず、そのまま延々と続く石畳を俯きがちに歩きます。木漏れ日が良い感じ。この700mほどある参道は、自然石を敷きつめた参道としては日本一長いそうです。
道端には湧き水が流れています。
橋の裏に金剛経が刻まれた「無名の橋」。小さな橋ですが、渡ると一切の罪障が消滅するそうです。こういうお手軽な発想、大好きです。
杉と大岩が絡まる「和合の岩」。誰かと仲良くしたい人や、良縁や子供に恵まれたい人は、お祈りすると願いが叶うそうです。煩悩が多い人には卑猥に見えてしまうかもしれません。
この地は志賀直哉の小説「暗夜行路」の舞台となったようで、その碑が建っています。その隣に見えるのは、源頼朝に仕えた佐々木高綱の等身地蔵。
鳥居が見えてきました。鳥居をぬけると左手に大山寺の山門へ続く階段が見え、右手には参道があります。
周辺観光
歩いてはいけませんが、車でなら行けるその他周辺の観光スポットです。
ビアホフ ガンバリウス
地ビール醸造所のレストラン。地ビールとピザやパスタが楽しめます。
大山まきば みるくの里
大山も海も見ることが出来る絶好のロケーション。
残念ながらこの日は大山の頂上付近に雲がかかっていて、全貌を見ることは出来ませんでした。
こういったところでは定番のソフトクリーム(350円)。
生乳たっぷりでなんとなく不二家ミルキーのソフトキャンディの味を思い出しました。炎天下で写真を撮ったりしていると後半溶け出して大変なことになるので、食べるのに集中することが大事です。
麓の海まで見える芝生の広場では、子供たちが走り回っていました。天気が良く気持ちがいいです。
その向こうには放牧された牛たちを間近で見ることができます。電気柵の注意書きがちょっと怖いですが、手前の柵を超えなければ大丈夫なようです。
その他、レストランやバーベキューキャビン、乳製品やお土産などの販売も行っていて充実しています。
鍵掛峠
大山の南側を望める鍵掛峠。それまで雲がかかって全体を見られなかったのですが、ここからは全貌を見ることができました。なかなか圧巻です。
数台の駐車場とトイレが有るだけの場所ですが、結構な人がいて皆が圧倒されているかのように静かに見上げていたのが印象的でした。三脚にカメラを設置してじっと何かを待っている人たちもいたので、撮影スポットとしても人気なようです。