都窪郡(つくぼぐん)早島町にあるツツジの名所として知られる「國鉾神社(くにほこじんじゃ)」に行ってきました。
場所は国道2号線と瀬戸大橋線 早島駅の間で、隣には桜の名所「早島公園」があります。この神社の境内は「早島公園」の一部という扱いのようです。
JR瀬戸大橋線・宇野線早島駅から徒歩15分ほど。駐車場は、早島公園と共通のものが三箇所あります。普段は十分なスペースと言えますが、桜やツツジなどが見頃の時期はかなり混雑しているようです。
境内入り口。鳥居の先の参道を少し行くと階段になっていて小高い丘になっています。結構な高低差です。
右手に見えているのは藤棚で、満開の時期には見ごたえがありそうです。
藤棚の先にあるのは「和霊神社」。
参道を先に行くとある階段。この上に拝殿があります。
階段手前の右手には池。
左手にはおそらくツツジの木。この階段の両サイドの斜面一帯がツツジの木みたいですね。確かにこれらが一斉に咲き誇れば、かなり見事なことになりそうです。
ちなみに一時期、つつじが老木化して寂しくなってしまっていましたが、つつじの名所として全国的に有名な京都の「長岡天満宮」から、きりしまつつじの苗が贈られ、再生したそうです。
階段の途中にも鳥居がありました。
階段を登りきると拝殿・本殿です。
この神社はかつて早島が島だった頃、島の鎮守として島の東部に祀られていたのが、1744年に現在の地に社殿が移され、「国鉾神社」として近隣の村の総鎮守府となったそうです。
それなりの歴史がありそうな狛犬。
狛犬の背後に見える「国鉾神社石灯籠」は町の指定文化財となっています。この灯籠は1818年に領主の戸川安梯(やすちか)が奉納したもので、高さは4.4メートル程あるという大きなもの。
振り返ると鳥居越しに早島の景色一帯が見渡せます。気分の良い場所です。右手に見える茅葺の屋根は東屋で、その周辺はちょっとした広場になっています。
これは早島公園から撮った神社の様子。階段の上が東屋のある広場です。
拝殿の横を通ってさらに奥に行ってみましたが、その先には墓地があるのみでした。写真は墓地から神社方面を見た所。
これまで紹介した写真のあちこちに写っていましたが、この神社も早島公園と同様にたくさんの桜の木が植えられています。
特に東屋のある広場は、花見にも良さそうです。その他、階段の右側の斜面でも、桜と見晴らしの良い景色を楽しむ人達がいました。
広場の一角にはいつかの戦捷記念碑。
これも広場の一角にあった鳥居。鳥居の先に何があるのかは不明。普通に本殿の鳥居かもしれません。
国鉾神社(くにほこじんじゃ)
住所:都窪郡早島町早島1551
駐車場有