倉敷市水島にある老舗の大衆中華「とらや」に行って来ました。
場所は、水島中央公園の東側、繁華街の中にあります。水島臨海鉄道の常磐駅から徒歩3分、栄駅から徒歩5分の場所。
外観
四角い二階建ての建物。
昔ながらの町中華といった趣のある外観で、なんとも言えない良さがあります。
ドアの前には営業時間変更のお知らせが貼ってありました。昼営業が15:00までから14:00までに変わっているようです。
繁華街の中にありますが、お店の前の通りを挟んだ向かい側に、かなりの台数が停められる駐車場があります。奥に見える「Newclub 六本木 本店」の煌びやかな光が気になりますが、それはまた別の話。ちなみにNewclub 六本木側の道路からも駐車場にアクセスできます。
外観
店内は右側に厨房、左側にテーブル席が並んでいます。赤いテーブルに赤い椅子、そして赤中心のインテリアで、昔ながらの町中華の食堂といった風情。まるで時が止まっているかのようです。
左側奥には、円ではなく四角ですが、くるくる回せる円卓も三席あります。大勢で訪れる時には良さそうです。
入り口周辺には漫画本などが並んでいます。入り口横には階段があるので、もしかしたら二階にも席があるのかもしれません。店内おそらく禁煙。
メニュー
歴史を感じる革表紙のメニュー。
中華定食メニューに、ラーメン、チャンポンなどの麺類メニュー、そしてスープメニュー。
天津飯、焼き飯等の飯類メニューに、オムレツやチキンカツといった洋食メニューもあります。また、3,000円等の価格に応じて適当に料理を出してくれる卓料理というのもあります。何が出てくるのか気になります。
餃子や麻婆豆腐などの定番から、拌肉糸(豚肉糸切酢物)といったどんなものかちょっと想像がつかないものまで並んだ一品料理メニュー。
さらにフカヒレスープなどの特別料理メニューと、アルコールなどのドリンクメニューです。
A定食(754円)
メニューがいっぱいあって迷ってしまいますが、一番最初にのってるA定食を注文。八宝菜、肉団子、焼き豚に小スープとライスのセットです。よく出るからなのか、注文後すぐに、ちょっとびっくりするくらいの早さで運ばれてきました。
一皿に八宝菜、肉団子、焼き豚、それにサラダが盛り付けられた豪快なヴィジュアル。5つ入った肉団子は、全体がカリカリのものもあれば、程よく中が柔らかいものもあるといった具合にそれぞれの食感が違うバラエティーに富んだ味わい。八宝菜は優しい味で、ご飯にかければ中華飯ぽくなりそうです。野菜たっぷりなのが嬉しい。
箸もありますが、ご飯もスープもおかずも全部レンゲでかっ込むのが良い感じ。お酒も頼んで、まずはつまみにするというのもありかもしれません。かなりお腹がいっぱいになりますが、野菜もたくさん摂れるので満足度が高いです。
糖酢肉片(肉甘酢あんかけ)(999円)
そして特別料理欄にあった糖酢肉片(肉甘酢あんかけ)を注文。酢豚と何が違うのかなと思っていたのですが、豚肉のサイズが大きくて唐揚げっぽいところでしょうか。豚肉は熱々で、油断すると口の中を火傷するほど。こちらも野菜たっぷりでシイタケ、ニンジン、玉ねぎなどが入っており、豚肉も思ったよりたくさん入っているのが嬉しいです。甘酸っぱい餡が食欲をそそり、ご飯が進みます。
まとめ
閉店一時間前の夜9時ぐらいに訪れたのですが、すでにお客さんがたくさんおり、さらにその後もどんどんとやって来るという大盛況ぶり。店員さんもたくさんいて、お客さんをテキパキとさばく様子は、まさに大衆食堂といった雰囲気でした。
水島が工場街として今より栄えていた時代は、もっと賑やかだったんでしょうね。当時の面影を残すであろう店内で、ノスタルジックな気分になれる大衆中華店です。
とらや
住所:倉敷市水島東常盤町12−16
営業時間:11:00~14:00
営業時間:17:00〜22:00
定休日:水曜
駐車場あり/禁煙