倉敷市玉島にある和菓子屋「松涛園(しょうとうえん)」で、正月用の新春生菓子を購入してきました。
以前紹介したお店の詳細についてのブログ記事はこちら。
購入
購入したのはこちら。すでに可愛らしい雰囲気が伝わって来るかと思います。
ちなみにこれらは個別売りで、選んだものをお店の方がパックに入れてくれます。簡単な包装なので、雑に扱って形が崩れてしまわないよう慎重に持ち帰ることが大事です。
和菓子は162円~248円で、6個購入して1,274円でした。
葩餅(はなびらもち)
白味噌餡と蜜漬けのゴボウを外郎(ういろう)ではさんだもの。
包装を外すとこんな感じです。ちょっとゴボウが不思議な感じですが、縁起物という事ですかね。葩餅(はなびらもち)は新春の定番菓子だそうです。
干支(えと)
小豆餡を薯蕷(じょうよ)で包んだ饅頭。虎の焼き印が、シンプルですが良いです。
虎穴(こけつ)
ミルク餡を求肥で包んでいます。その上にちょこんと鎮座する虎が可愛らしい。こんな虎穴なら、ずんずんと入っていけそうです。少し雪見大福っぽい味がします。
獅子舞
小豆餡を桃山で包んだ獅子舞。まじまじと顔を見てしまうとちょっと怖く感じてしまわなくもないですが、正月ぽくめでたい感じがして良いです。模様の細かい細工も見事です。
初夢
ゴマ餡を求肥こなしで包んだもの。
パッと見はなんだかよく分からないかもしれませんが、全体が茄子の形でその上に鷹の羽が乗っており、下は富士山の形になっています。初夢で見ると縁起が良いとされている「一富士二鷹三茄子」がすべてそろったお得なお菓子。アイデアが素敵で粋です。初夢で見られなくても、これを食べれば良いことがありそうです。
干支 出かけたいがぁ君
こなし、小豆と手亡の合わせ餡で作られた今年の干支の寅をかたどった「出かけたいがぁくん」。名前が良いです。
上から見れば、じっとこちらを見つめて、どこかに連れていけと催促しているかのよう。可愛いです。今年は自粛だなんだで家に籠もらなくてもいいようになってもらいたいものです。
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お店のインスタにはこの虎がたくさん並ぶ写真がアップされていて、これもまた面白い絵柄です。
まとめ
バクバクと食べるのではなく、どれも良いお茶と共にゆっくりと味わいたいお菓子たち。皿に並べて置いておくだけでお正月らしく華やいで、ニコニコして眺めてしまいます。
ただあまり愛ですぎてしまうと、段々と情が湧いてきて食べられなくなってしまうのでご用心。特に「出かけたいがぁ君」は、食べるのに相当な勇気が必要でした。これら正月菓子の提供は、お正月明けの週末ごろまでやっているようです。
相変わらず玉島の松濤園の和菓子は面白い。https://t.co/ov8OiXjIQA
— きび六 (@kibiroku) 2021年11月27日
松涛園はお正月だけでなく、季節ごとにユニークな和菓子をラインナップしているので楽しい。将棋の藤井聡太竜王の倉敷での祝賀会でも面白い和菓子を提供していました。
こまめに新作和菓子をチェックしたくなるお店です。
松涛園
住所:倉敷市玉島中央町1丁目12−18
営業時間:8:30~19:00
定休日:無
駐車場あり