きび六

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可愛らしい練り菓子たち!茶の湯文化の町の和菓子屋【松涛園】@玉島

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倉敷市玉島にある和菓子屋「松涛園(しょうとうえん)」に行って来ました。

 

場所は、かつて北前船や高瀬舟が立ち寄る港として栄えた玉島港近くの銀座商店街の中。新倉敷駅からだと車で10分強の場所です。

 

 

「松濤園」は、明治21年(1888年)年創業の老舗の和菓子屋。創業者の方はもともと問屋を営んでいましたが、茶道を嗜むうちに自らお菓子を作りたいと思うようになり、このお店を始めたそうです。

 

店主の情熱が伝わってくるとともに、この港町全体が茶の湯に熱狂できるほど潤っていた事が良く分かるエピソードですね。

 

外観

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お店は昭和の雰囲気を残す銀座商店街の中。このいい雰囲気のY字路を左に曲がった所にあります。ちなみに正面の「福地のナカノ」のシャッターの右側部分の小さな箱の上に...

 

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猫がいました。こんな目立つところで、微動だにせずに寝ています。最初は生きてるのか?と不安になりましたが、大丈夫、動きました。こんな場所も用意されており、首輪もしているので、おそらくどこかの飼い猫ですが、堂々とし過ぎです。商店街の主かもしれません。

 

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お店はその向かい側。歴史を感じる昔ながらの和菓子屋といった店構えです。お店の前のほどよい道幅の通りもグッときます。

 

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駐車場は、お店から少し離れたところ。道が狭いのと一方通行なので要注意です。

 

店内

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店内正面に和菓子、右側にはロールケーキなどの洋菓子が並ぶショーケース。

 

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ショーケースの前には、個売りマドレーヌやバターケーキが並んでいます。

 

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こんな可愛らしい感じのお菓子「しろくまん」も。

 

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左手は羊羹や贈答用の和菓子。

 

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鶴、亀、海老のめでたい引き菓子なども並んでいました。こういうの久しぶりに見ました。鯛の形をした砂糖とか、昔はよく見た記憶があります。

 

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その前にあるのは、玉島に繁栄をもたらした千石船の模型。

 

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模型にはこのお店の代表的銘菓「千石船」が積まれていました。

 

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季節の干菓子もあります。

 

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カウンターの上には「ハニワのお庭」という埴輪と古墳をかたどった和三盆もありました。面白いです。

 

購入 

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いろいろあって迷いましたが、5種類の和菓子をそれぞれ一個ずつ購入しました。

 

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山茶花(さざんか)、ほっこり

 

山茶花を模した練り菓子とうさぎがのった練り菓子。うさぎの練り菓子は可愛らしいですが、「ほっこり」というネーミングも良いですね。

 

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同系色なのでちょっとわかりづらいですが、ウサギはいい耳の形をしています。

 

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少し切るのを失敗しましたが、中身はこんな感じ。しっとりとした上品な味です。

 

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色々写真を撮っていると、なんだかこの可愛らしいウサギを食べるのが忍びない気持ちになってきます。

 

 
 
 
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お店では、この他にも和菓子の枠にとらわれない可愛い練り菓子をたくさん作っています。見ているだけでも楽しい。

 

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千石船(151円)、玉の浦

 

お店の代表的な菓子「千石船」と「玉の浦」。

 

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こちらが玉の浦。「玉の浦」とはこの地、玉島の異名だそうです。

 

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中はぎっしりとあんこ。素朴な食感のあんこでお茶との相性も良いです。

 

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こちらは焼き印が押され、千石船の形に模した「千石船」。

 

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中身は白あん。「大手亡」というインゲン豆の一種を使っているそうで、口の中でほろほろと溶けてゆくような食感です。焼き印の焦げた味もいいアクセントになっていて、お茶うけにも最適です。お店の代表的銘菓になるのも納得。

 

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たま最中

 

こちらはたま最中。

 

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お店の家紋でしょうか、二つ巴の形の丸い最中です。

 

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かなり分厚い最中です。 ちょっと羊羹ぽくもある餡で、おやつにも良さそう。

 

松涛園(しょうとうえん)

住所:倉敷市玉島中央町1丁目12−18

営業時間:8:30~18:00

定休日:無

駐車場あり

 

*その後再訪してお正月菓子を購入しました。

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