福山市にある町中華「中華料理 西華園(せいかえん)」に行って来ました。
場所は、福山市の中心部を走る国道2号線からバラ公園や緑町公園・ローズアリーナに向かう道を南下してしばらく行ったところ。福山駅から徒歩15分弱ほどの距離です。
「西華園」は、この店舗の他にしまなみ海道の因島(尾道市)に因島店があります。ちなみに因島店は、テレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」に登場し、出演者一行がここで台湾ラーメンを堪能したそうです。
外観
大通り沿いの三階建て建物の一階。
赤を基調とした昔ながらの町中華といった趣の外観です。暖簾も渋く、歴史がありそうです。
お店の前には出前用の岡持ちがたくさん積まれているのが印象的でしたが、実際に出前は多いらしく、この日も店内で店員さんが料理にラップをする様子や岡持ちを持って何度も出入りする様子が見られました。今どきのウーバーイーツとかじゃなく、昔ながらの方法なのがなんか風情があります。
駐車場はお店前の広い道路を渡った向かい側にあるコインパーキングを利用。お店の方に言えば駐車券をもらえて無料になるようです。
店内
奥に細長い構造で、右側は厨房、その前にカウンター席、左側にはテーブル席が並んでいます。さらに一番奥には座敷席があるようです。
赤いテーブルに黒い椅子で、中華料理屋らしいインテリア。灰皿が置いてあるのでおそらく店内は喫煙可です。
メニュー
前菜料理、スープ類、揚げ物メニュー。
牛肉料理、豚肉料理、海鮮料理、野菜料理などのメニュー。カレー八宝菜なんてのもあります。
麺類、ご飯類メニュー。オムライスのような玉子焼飯が人気のようです。それからチンゲン菜飯(塩味)が気になります。
食事をするにも、飲むにも良さそうなラインナップ。
定食メニューもありました。下には因島店の紹介もあり、もしかしたらこの定食メニューは因島店のものなのかなと思ってしまいましたが、おそらくこのお店のメニューだと思います。
アルコールなどのドリンクメニューとデザートメニュー。
餃子(7個)(470円)
まずは餃子。
この餃子、少し変わっていて平ぺったい。薄い皮に餡をのせ、キッチリ閉じずに折っただけみたいな感じで、いわゆる棒餃子っぽさがあります。サイズは少し大き目で、しっかりとした味の餡。平たい形状なので少し不思議な食感です。
もしかしたら、日本のものとは少し違った中国の焼餃子「鍋貼(グオティエ)」と言われるものなのかもしれません。
餃子のタレは卓上の調味料で自分で作るのですが、注目は下の段のコショウの隣の器。
これにはラー油が入っていて、おそらく自家製なのですが、これがすごい辛い。最初、加減が分からず少し多めに入れてしまい、痺れるくらいの辛さに餃子の味が分からなくなってしまうほどでした。でもしばらくするとまたちょっと追加したくなるような、旨味のあるクセになる辛さです。他の料理にも合いそうです。
麻婆茄子(880円)、ライス小(180円)
続いて、麻婆茄子とライス小。たしか麻婆茄子の方に付いてきたスープは、濃い目の滋味深い味。
麻婆茄子は、豆豉の味がしっかりする濃厚で甘めの味付けで、ピリッとした辛さもありました。そしてナスが大きく熱々トロトロなのが良い。ご飯が何杯でもイケてしまいそうです。
ピリ辛 台湾ラーメン(750円)
そして台湾ラーメン。辛さは1~5倍を選べますが、今回は何も指定しなかったのでノーマルの辛さです。ラーメン鉢というよりも丼と言った方がいいような器でやってきました。具材としてネギ、もやし、玉ねぎにミンチなどが入っています。
麺はこんな感じ。写真では分かりづらいかもしれませんが、黄色味の強い縮れ麺。固めで食べ応えがあり、スープにもよく絡んで美味しいです。
最初に器を見た時は、小ぶりで少ないかなと思ったのですが、器一杯にみっしりと麺が入っていて、いわゆる普通のラーメンと同じくらいのボリュームがありました。これだけでも十分満足できる量です。
スープは、辛さをノーマルにしたので最初はほとんど辛さを感じませんでしたが、次第に辛さを感じるようになっていったのが不思議でした。少しずつ辛さが蓄積されていったかのよう。全然これで満足ですが、とにかく辛さを求めている人は最初から辛さ5倍とかで注文した方がいいかもしれません。
それからミンチと一緒に炒めたニンニクが意外とたくさん入っていて、パンチが効いているのも良いです。名古屋名物の台湾ラーメンとは少し違うかもしれませんが、こっちの方が好きかもしれません。気に入りました。遅くまでやっているので、〆の一杯にも良さそうです。
中華料理 西華園
住所:広島県福山市南町2−4
営業時間:18:00~26:00(月曜~水曜、金曜土曜)
営業時間:18:00~25:00(日曜)
定休日:木曜
駐車場あり/喫煙可