岡山市の中央町にある中華料理のお店「中国杭州家庭料理 宝々(ぽうぽう)」に行って来ました。
場所は大雲寺の交差点のすぐ近く。路面電車の「大雲寺駅」から徒歩1分、岡山駅からなら徒歩20分ほどの距離です。
ちなみにこのお店は「トップシェフが内緒で通う店150」にも紹介されています。
外観
夜のお店かな?とちょっと思ってしまうような外観ですが、看板で分かります。
お店の前には黒板メニューも出ています。描かれたイラストが妙に上手いです。
駐車場はありません。近くにコインパーキングがあります。
店内
入って正面に厨房があり、そこを囲むようにL字のカウンター席。
右側にテーブル席が並んでいます。席数はそんなに多くなく、全部で15席ほどです。灰皿があったのでおそらく喫煙可。
店内にはたくさんのサインが飾られています。ファジアーノ岡山の選手など、サッカー選手がよく来るみたいです。
この投稿をInstagramで見る
お店の15周年記念で作ったというTシャツやシールも販売していて面白いです。シールの似顔絵はお店の御主人とよく似ていました。常連さんが多いようで、愛されているお店だということがよく分かります。この日も、月曜日の夜でしたがほぼ満席でした。
メニュー
品数はそれほど多くありませんが、まこもたけ炒めだったり中国風おかゆだったり、気になるメニューがちょいちょいみられます。要予約ですが火鍋もあります。
ドリンクメニュー。
スムージーもあります。アピオスやレッドビーツも使っていて体に良さそう。健康大事です。
本日のおすすめメニュー。
写真を見ていてふと気づいたのですが、ホワイトボードの下に謎の文章が。日本語の勉強のためなんでしょうか?気になります。
紹興酒(550円)
せっかくなのでまずは紹興酒。
杭州風玉子焼き(600円)
良い香りと共にやって来たのは杭州風玉子焼き。名前だけではどんなものか全然想像がつかなかったのですが、薄いピザのような形をしていました。ネギやザーサイ風味の大根の漬物が入った、しっかりとした味付けの玉子焼きで、ふんわりとした食感。良いです。
春雨と豚ミンチ辛みいため(950円)
こちらは春雨と豚ミンチ辛みいため。めちゃくちゃ辛いです。容赦ない辛さで食べ終わった後もしばらくずっと辛い。お酒がグイグイとすすみます。
ちなみにこれは「蟻の木登り(螞蟻上樹(マーイーシャンシュー))」と呼ばれる料理だと思います。写真のように箸で春雨を持ち上げた時、引っ掛かったミンチが木に登る蟻のように見えるからそんな名前を付けたそうですが、独特のネーミングセンスです。
宝々麺(スープなし)(600円)
最後は〆の宝々麺。替玉のようなシンプルな見た目です。
これはいわゆる「拌麺(ばんめん)」というものだそうです。ネギ油の風味が付いていて、雰囲気としてはペペロンチーノのようなオイリーな麺といった印象。加水率の低い細い麺は食べ応えがあり、そのままでもとても美味しいです。
麻婆豆腐(900円)
「宝々麺のおいしい食べ方」を熟読して、同時にオーダーしていた麻婆豆腐。まずはそのまま頂きます。とろみが強めの餡で、あまり辛くないあっさり目の味ですが、花椒のパンチがよく効いていて良いアクセントになっています。挽き肉は大きくゴロゴロとしたサイズ。食べ応えがあります。
これをいざ宝々麺にかけてみます。これまたパスタに例えてしまいますが、ミートソースパスタみたいな雰囲気に。正直、麻婆麺って人生で一度も注文したことがないくらい関心がなかったのですが、一口食べた途端、うまいやん!って思ってしまいました。食べごたえのある挽き肉がいい感じです。
中国茶セット(1,000円)
〆もキマって大満足、ご機嫌になって追加で頼んだのは中国茶セット。ジャスミン・ウーロン・菊花茶などの種類がありましたが、あまり日本では聞くことのない「龍井茶(ロンジンチャ)」を選びました。大きなポットに入った状態でやってきます。
いい具合に色が出てきたところで、付属の大きなカップの上に置くとそのままお茶が下に落ちてきました。面白い仕組みの茶器です。
それを茶碗に注いでいただきます。日本の緑茶にも似た、ふくよかでふっくらとした味。心が落ち着きます。茶葉は何回か使えるので、お願いしてお湯を入れてもらえば、かなりたっぷり飲めます。
コロナの影響で最近は良い龍井茶がなかなか手に入らず困っているとか、岡山で杭州の人に会うことはまずない、なんて話をお店の方に伺いながら、しばしまったりとした良い時間を過ごしました。
中国杭州家庭料理 宝々(ぽうぽう)
住所:岡山市北区中央町8−2
営業時間:18:00~3:00(月~木)
営業時間:18:00~4:00(金・土・祝前日)
定休日:日曜・祝日 *不定休あり
駐車場なし/喫煙可