たった200円で楽しめる「ひょうたん島クルーズ」に行ってきました。
徳島市内を流れる新町川・助任川・福島川で囲まれた中洲は、その形から「ひょうたん島」と呼ばれているそうです。このひょうたん島をぐるりと船で周遊するのが「ひょうたん島クルーズ」です。
乗り場は新町川にかかる両国橋の北側、新町川水際公園にあります。徳島駅から歩いておよそ10分です。
営業時間は通常11時からで、運行の1時間前から受付開始ということで、10:20くらいにやって来ました。
浮き桟橋を降ります。イオンモールののぼりが見えますが、イオンへもこのクルーズで行くことができます。船でショッピングに出かけるなんて、セレブっぽくて良いですね。
テントの下にある受付で名前を書き、料金を支払います。大人200円、子ども100円です。これは料金というよりも保険料のようです。周遊とイオン行の二つの受付表がありました。
受付を終えて、11時までどうやって時間を潰そうか、と思っていたのですが、人数が揃ったので出発するとのこと。臨機応変の気の利いた対応が嬉しいです。
受付近くにあるボックスに入った救命胴衣を着て、いざ乗船。船は3,4人ぐらいが座れそうなシートが3つあり、12人くらい乗れる計算でしょうか。
シートはソファーのようで座り心地が良いです。
いざ出発。イオンに行く乗客もいるため、イオンに寄るコースとの事。運行コースも臨機応変のようです。
”周遊船”という言葉でイメージしていたのと違い、結構なスピードで飛び出しました。一気にテンションが上ります。いい天気で風が心地良い。自然と皆、笑顔です。
川上に向かいます。何やらマルシェの様なイベントをしているのが見えます。
頭をぶつけるかもしれないと不安になる橋を何度もくぐります。
眉山も見えます。しばらくすると助任川に入り、今度は川を下ります。
途中、橋の上に交差点がある「三ツ合橋」という珍しい橋の下を通過します。
徳島城跡。川岸を歩く人に手を振ると、手を振り返してくれます。船は時々スピードを緩め、指差し、説明をしてくれます。これが結構、雑な説明なんですが、でもそれが良い。あまり真剣に丁寧に説明されると、気を使ってしまいます。
いつの間にか川幅が広くなり、海が近い雰囲気になってきました。
このまま海に出るのか、と若干不安になってきた所で、大きな橋が。
橋の隣にはイオンが見えます。
橋をくぐり・・
もう、ほとんど海です。
岸に着け、イオンへの乗客を降ろします。そして、川上に向かって再度、出発です。
眉山が見えてきました。両岸にヨットが停泊しています。
ヨットがたくさん停泊するこの辺りは「ケンチョピア マリーナ」。阿波踊りの時期には、ここでヨットレースがるため、沢山の船が停泊し、あそこのコンビニの食料は全部売り切れる、という、割とどうでもいい追加情報も教えてくれます。
橋の下はこんな感じ。
何故か、船がスピードを緩め、川岸に寄せられます。川底を覗くと・・・。
エイがたくさん泳いでいます。ここは水産市場で餌付けされているとのこと。驚きます。
ちなみにクラゲもたくさん見えますが、こんなこと珍しい、との事。何かの予兆なのかもしれませんね。
新町川を上っていきます。
やがて、船乗り場が見えてきて、
到着です。ライフジャケットを外して返却します。所要時間30分ほどです。
まとめ
感想を一言で言うと、目茶苦茶楽しかった、です。こんな風に街中を船から眺めることなんてなく、非日常的な感覚。天気も良くて、最高に気持ちよかったです。結構ガサツなガイドも面白かったです。もうこれだけでこの日は大満足です。
観光地ではこういう船乗り体験をやっているところはありますが、料金200円ってなかなかないです。それから杓子定規な運営でなく、臨機応変な対応をしてくれるのも嬉しい。本当なら11時からの所が、11時には終了したので次の目的地に向かうことができました。
阿波踊りシーズン以外は、徳島市内の見所って眉山ぐらいかなぁって思っている人は是非体験してほしいです。そして、おすすめの観光地を聞かれて困っている徳島の人は、これを紹介しておけば間違いないと思います。
ひょうたん島クルーズ
乗船場所:新町川水際公園ボートハウス前(両国橋北詰め)
営業時間
(通 年) :11:00~(40分毎に出航 最終便15:40)
(7~8月) :11:00~(40分毎に出航 最終便19:40)
(8/12~15):11:00~22:00(15分毎に出航)
受付開始時間:運航開始時間の1時間前
料金(保険料):大人200円、子供100円
休業日:無
*悪天候時は休止