徳島県美波町の日和佐地区でご当地グルメの「南阿波丼」を食べてきました。
南阿波丼とは
「南阿波丼」の定義は下記の通り
一、徳島県南産のお米を使用すること
一、メイン食材には次のものを使用すること
◎徳島県南で水揚げされた魚介類
◎徳島県南で育まれた肉類
◎徳島県南で生産された農産物一、つけあわせ一品にも、徳島県南産の食材を使用すること
http://migiagari.net/don/about.html
ガイドブックやパンフレットなどでざっと見た感じ、阿波尾鶏とアオリイカがのった丼なのかな、と思っていたのですが、これは「南阿波右上がり丼」というもので、南阿波丼のシンボルとして規格を統一したものだそうです。
つまり南阿波丼には様々な種類の丼があり、徳島県南部の食材を使用しているということが唯一の共通点です。それだと牛丼でも海鮮丼でも南阿波丼となって分かり難いので、イメージしやすいように南阿波丼のシンボルとして「南阿波右上がり丼」の規格を定めたということです。ややこしい。
味登里(みどり)
「美波町版 南阿波丼MAP」を入手して、訪れたのが「味登里(みどり)」。場所は日和佐駅から歩いてすぐのところにあります。「厄除小橋」の近くです。
外観
中の様子が伺えず、一見客にはなかなかに敷居が高い佇まいです。入口横の回転灯が回っていることが、かろうじて営業中だということを知らせています。
店内
勇気を出して、思い切って店内へ。店内はどこかスナックのような雰囲気です。窓がなく薄暗いのですが、座り心地の良いソファ席で落ち着きます。喫煙可。テレビなのかラジオなのか、どこからともなく阪神戦の放送が聞こえてきます。
メニュー
特にメニューに「南阿波丼」の記載はありません。
「南阿波丼を」「え?唐揚げ丼ですか?」「え?南阿波丼を」「え?唐揚げ丼ですか?」「え?・・・じゃあそれを」というやり取りを経て、注文。
南阿波丼はいろいろな種類があるので誤解を招かないように「唐揚げ丼」と確認したようですが、こちらは勝手にイカと阿波尾鶏の「南阿波右上がり丼」を想像していたもので、「唐揚げ丼」と言われて混乱してしまいました。
改めて「美波町版 南阿波丼MAP」を見てみると確かに、ここは「阿波尾鶏の唐揚げ丼」を提供すると書いてありました。ややこしいです。どんな南阿波丼が出てくるか、事前に確認しておかないといけませんね。
そしてやって来た阿波尾鶏の唐揚げ丼(850円)。味噌汁と漬物がついてきます。
阿波尾鶏の唐揚げを細かく切ったものに、三つ葉としし唐が載っています。唐揚げはやわらかく美味しいです。写真ではそんなにわからないですが、唐揚げはかなり量があって結構お腹いっぱいになります。そして、貝の入った味噌汁も良い出汁が出ています。
味登里(みどり)
住所:美波町奥河内字弁才天1-3
営業時間:8:00~20:00(年中無休)
駐車場有(3~4台)・喫煙可
その他の南阿波丼を提供するお店
その他日和佐地区で南阿波丼を食べられるお店をまとめてみました。今回のお店のように、入りにくそうな外見をしているお店もありますので、心を整えてからチャレンジしてみてください。勿論、南阿波丼の何丼が食べられるのかも事前に要チェックです。あーややこし。
御食事処むらかみ
水産高校跡地近くの旅館内にある食堂。「南阿波右上がり丼」とアオリイカをまるごと使った「あおりいか丼」が食べられます。
住所:美波町奥河内字弁才天68-1
営業時間:11:00~14:30
営業時間:17:00~21:00
定休日:火曜
駐車場有(5台)
味一(道の駅日和佐内)
日和佐駅裏にある「道の駅日和佐」内にある食堂。ここが一番無難に南阿波丼を食べられそうです。
「南阿波右上がり丼」、「阿波ポーク豚丼」、4~8月にはアワビのような貝、「とこぶし」の「とこぶし(流れ子)丼」、9~3月には「太刀魚丼」が食べられます。
住所:美波町奥河内字寺前493-6
営業時間:7:00~17:00
定休日:不定休
駐車場有
五番館
豚肉を使った「肉ニクニク丼」が食べられます。
住所:美波町奥河内字寺前490-13
営業日:17:00~24:00(昼は電話で対応)
駐車場無
ひわさ屋
厄除橋近くの阿波尾鶏・地魚のお店。阿波尾鶏としいたけを使った「阿波尾鶏としいたけ侍の揚げおろし丼」が食べられます。
住所:美波町奥河内字寺前122
営業時間:11:30~14:00
営業時間:17:30~21:00
定休日:水曜・第2土曜
駐車場有(5台)
ドライブイン海賊舟
中心からだいぶ離れたところにある、舟の形の外観をしたお店。「アワビ丼」が食べられます。11月は提供していないので注意が必要です。
住所:美波町北河内字本村484-16
営業時間:10:00~19:00(年中無休)
駐車場有(40台)