徳島県民のソウルフード「フィッシュカツ」を買いに、徳島県の繁華街の中にある「杉山蒲鉾店(すぎやまかまぼこてん)」に行ってきました。
場所は周囲に居酒屋や夜の店が建ち並ぶ徳島市富田町(とみだまち)の一角。徳島駅からは徒歩12分ほどの場所です。
遅い時間までやっていて、繁華街を歩いていると唐突に明るい光に包まれたこのお店が現れるので、ちょっと驚きます。昔ながらのお店といった感じで、左手の壁のショーケースの中にある贈答用のプラスチックのバッグとか趣があります。
ショーケースの中には蒲鉾やちくわなどが並んでいます。
そして、フィッシュかつ(100円)。よく売れています、という感じで一番目立つ所に置いています。タイミングが良ければ作りたてを買うこともできそうです。
ちなみにフィッシュカツとは、カレー粉などの香辛料を入れた魚の練り物に、パン粉をまぶして揚げたもの。徳島県小松島市の蒲鉾店が始めたとされ、今では県内の他の練り物店でも作られており、徳島では「カツ」と言えば、「フィッシュカツ」の事を指すぐらいポピュラーなローカルフードです。
袋に入れて紙に包んで渡してくれます。どちらかというと四角い形のフィッシュカツ。お腹が空きすぎていると冷静な判断ができなくなる恐れがあるので、繁華街に繰り出す前に軽い腹ごしらえとして、その場でかじりつくのに最適です。
しかし、夜9時までやっているというのは不思議な感じがしますが、夜の店への差し入れや、接待の手土産とか需要があるんでしょうかね。
杉山蒲鉾店(すぎやまかまぼこてん)
住所:徳島県徳島市富田町1丁目39
営業時間:9:00~21:00
定休日:日曜日
駐車場なし
フィッシュカツの色々な食べ方
そのままカブりつくのもいいですが、他にも色々な食し方があるので紹介したいと思います。
かつ天 5枚入り(475円) 谷ちくわ商店
お土産用に購入した「フィッシュカツ」。これは小松島市の谷ちくわ商店のもの。このお店では「かつ天」という名称を使っているようです。
これはまん丸い形をしています。
こんな風に短冊状に切って、ビールを飲みながらちびちび食べるのが個人的には好きです。これに徳島名産のスダチを搾ると尚良いです。醤油を少し付けるのもありです。
薄くマヨネーズを塗った食パンに乗せ、さらにその上にチーズを乗せます。
そのままトーストして、もう一枚の食パンで挟んでチーズフィッシュカツサンド。徳島県民風には「チーズカツサンド」ですかね。パンにもチーズにもよく合います。
こんな風に色々な楽しみ方を楽しめるフィッシュカツ。カレー味と揚げ物は間違いない、っていうのを示しているかのような食べ物です。個人的にはなんで全国的に広まっていかないのか不思議です。
岡山県のスーパーでは時々見かけますが、そこまで定番品という感じはありません。徳島県の色んな蒲鉾店が作っていますが、権利的なものはどうなっているのか、気になります。