きび六

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映画のロケ地にもなったレトロな門前町!ノスタルジックな気分に浸れる【金光町大谷地区】

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浅口市金光町のレトロな門前町「大谷地区」を散策してきました。

 

金光町は金光教の発祥の地で、その本部のある大谷地区には門前町が広がっています。年始や行事の際には大勢の人が訪れて、にぎやかになるそう。また、レトロな町並みが数多く残っており、最近では映画のロケ地にもなったりしています。

tjokayama.jp

 

場所は金光駅の南側。町の中心となる本部までは駅から徒歩7分ほどの距離です。

 

 

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周辺の地図。地図の左側にある金光教関係の建物をじっくり見て回るのでなければ、一時間もあれば十分そうな町の大きさです。何カ所か参拝者用の駐車場もあるので車を停めることも出来ます。

 

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本部正門前からスタート。門前通りには古めかしいアーケードがかかっています。今どきあまり見ないタイプの古いアーケード、と言いたいところですが、岡山県内で割とよく見られてしまいます。

 

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本部は立派な石垣と塀に囲まれていて、お城なの?と言いたくなるほど。中の建物も立派で、特に一万人収容できるという祭場は巨大すぎて圧がすごい。そして背後の山の中腹の施設まで行ける完璧に整ったバリアフリー設備が印象的でした。こういうの、宗教施設の基本です。

 

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反対側の先には歴史がありそうな洋風建築がありました。これは金光教関係の新聞・書籍を発行する「金光教徒社」。1921年、大正5年の建築で、国の登録有形文化財に指定されています。

 

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この建物とアーケードの間には、いい感じの庭園が広がっていました。「真光園」と云うようです。

 

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アーケードを歩きます。なかなかの趣があるお土産屋さん。左上の「金光窯」「吉備饅頭」の看板は、かなり年季がありそう。訪れた時は営業していないようでした。

 

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こちらは商店街の端にあるカフェショップ「ぼだいじゅの実」。店頭でマドレーヌなどの焼き菓子を販売していました。左側のマスクをつけたマネキンが妙に存在感があって気になってしまいます。

 

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その反対側には昔ながらの食堂といった風情の「つちや食堂」。昭和25年創業の老舗です。

 

 
 
 
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このお店の「光るカツ丼」は、雑誌やテレビなどで取り上げられる事も多い名物メニュー。

 

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店頭の食品サンプル。チャンポンやカレー、丼・定食など和洋中なんでもあります。昼営業と夜営業の間は営業していないので注意が必要です。今回食べ損ねました。

 

後日再訪して、今度はちゃんと食べることが出来ました。

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振り返った所。アーケード街はお店もほぼやっておらず、閑散としていました。この日は特に行事があるわけでもなさそうですし、コロナの影響もあるのだと思います。

 

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アーケードは、わずか60mほどで突き当りにぶつかって終わりです。ここを右側に曲り、金光駅方面に向かいます。

 

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曲がってすぐのところにある「休憩所 庵」。「おかげ餅」が名物のようです。

 

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その隣は昔ながらの木造建築の「古川酒店」。御神酒も販売しているそうです。

 

さらにその隣は名物「金光饅頭」を販売する「菓子司 小川屋」。

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この辺りの建物の並びは渋い。

 

通りの先は里見川の堤防になっており、その上に少しピンクが見えていますが、この金光周辺の堤防には桜並木があり、桜の名所として有名です。

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年季を感じる街灯。

 

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こちらも歴史を感じる石造り風の建物。「金光教東中国教務センター」。

 

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この町のマンホールのふたは、町の花「さつき」をデザインしたもの。下の三つの輪っかは旧町章。

 

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なんとも言えない壁の色をした「ふじや呉服店」。

 

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各階に設けられた庇の微妙な曲線が良いです。

 

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その反対側にはちょっとした広場があって、その向こうには洋風建築。地域活性化の活動をしている「大谷の会」という団体の建物のようです。

 

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町中で時おり見かける案内板は、なかなかの色使いの手作り感あふれる仕上がり。ちなみに猫は見かけませんでした。

 

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堤防沿いの小さな公園には、ドラえもんがいそうな土管の遊具。手前の滑り台の色が見事なドラえもん色で、それに引っ張られているだけですが。

 

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道は堤防に沿って緩やかにカーブをしています。堤防に上って、来た道を見たところ。道の両サイドに建物がびっしりと建っていて、かつては賑やかな通りだった事が窺えます。

 

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堤防沿いに少し歩くと、商店街風な通りをもう一つ発見しました。今度はこちらを通って最初のアーケード方面に戻ってみます。

 

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「ふじや呉服店」の裏に建つ三階建ての和風建物。無駄のないスッキリデザインがなんか気持ちいい。昔は旅館だったりしたのでしょうか。

 

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あまり広くない道幅から想像するに、この通りは自動車が普及する前のメインの通りだったのかもしれません。

 

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こちらは名物・金光饅頭も売ってる和菓子店「備中堂」。このお店では「みかげ饅頭」と呼んでいるそうです。

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なんとなく朝ドラのヒロインが飛び出してきそうな通り。

 

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テント屋根が大きくせり出した建物が見えてきました。

 

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こちらは明治16年創業という「藤井商店」。テント屋根の上のクリーム色の外壁も素敵です。

 

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店頭では商品がコンテナかごに入って並んでいます。レトロ。丸玉水産の「たこちく」をたくさん売っていますが、この地域の人気商品なんでしょうか。気になってしまいます。

 

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さらに通りを歩くと、最初に歩いたアーケードの屋根が見えてきました。

 

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つちや食堂の横を通って、アーケードに戻ってきました。 これで散策終了。

 

距離にして約500m、普通に歩けばわずか5分ほどで終わってしまうコースでしたが、気になるポイントの写真を撮りながら歩いていたら、なかなか前に進みませんでした。別に子供の時にこんな景色を見たことはないはずですが、ノスタルジックな気分になってしまうのはなぜなんですかね。

 

まだまだ面白そうな通りもありそうですし、里見川沿いの桜並木散策と組み合わせたりして、もうちょっと広い範囲を歩いてみてもいいかもしれません。

 

金光町大谷地区

住所:浅口市金光町大谷

駐車場あり(金光教本部参拝者用駐車場利用)

 

 

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