徳島を代表する銘菓「金長まんじゅう」を製造販売する株式会社ハレルヤが運営する「ハレルヤスイーツキッチン 松茂本店」に行ってきました。
場所は徳島空港の近く、国道11号線から少し奥に入った所にあります。車で空港から10分、徳島駅からは20分ほどの場所。
この「ハレルヤ スイーツキッチン」はこの他に、徳島駅のクレメントプラザ内やイオン徳島にもあります。まとまった情報がないので把握できていませんが、もしかしたら他にもあるかもしれません。
外観
でかでかと金長まんじゅうのデザインが施された看板が目立っています。だけどコテコテというわけではなく、洗練されたスタイリッシュな建物。「since 1937」の文字が誇らしげ。かなりの歴史があります。
金長まんじゅうは阿波狸合戦伝説のタヌキ「金長」に由来していることから、入り口にはタヌキの置物、ウェルカムボードにもタヌキが描かれています。
建物の左側。南国っぽい木も植えてあり、垢抜けた洒落た雰囲気です。
車はこの店舗の前に停めることが出来ます。また、道路の向かい側にも駐車場があります。
入口前はオープンデッキとなっています。この日はあいにくの雨でしたが、晴れた日はここに座るのも気持ちが良さそうです。
そして顔出し看板。好きなキャラの窓を開けて、自分の顔を出すことが出来ます。あまりピンとこないキャラクターたちではありますが。
店内
金長まんじゅうを始め、鳴門金時スイートポテトなど和菓子や洋菓子など充実した品揃えの店舗。いちご大福や団子などの和生菓子もあるのは意外でした。その場で食べられる、なると金時のソフトクリームなども販売しています。
「金長まんじゅう30個入り」とか、お土産屋でもあまり見ない、数量の多い単独お菓子の大箱を見るとテンションが上がるのは自分だけでしょうか。
ちょっと残念だったのは、金長まんじゅうのキャラクターグッズ的なものがなかったこと。クリアファイルみたいなベタなグッズでいいので、本店でしか買えない、みたいなものがあったら良かった。
ちなみにLINEスタンプはあるみたいで、徳島弁を使っていて割と面白いです。このキャラクターは「ハレたん」というらしい。着ぐるみにもなっている模様。
ただ個人的には金長まんじゅうと言えば、写真に写っている箱に描かれているオレンジ背景のタヌキのキャラクター。実は店員さんがこのキャラクターを胸にあしらった黒っぽいパーカーを着ていて、ずっと心の中では「それが一番欲しいわ!」と叫んでいました。
そう思いながらいつの間にか、箱のデザインを用いたクリアファイルとか、水玉っぽい包み紙のデザインを用いた手ぬぐいとか、勝手に頭の中で商品開発してしまっていました。
妄想していてもしょうがないので、定番の「金長まんじゅう」と「金長ゴールド」、そして春らしいデザインの限定の「桜金長まんじゅう」を購入しました。
色々と種類がありますが、なんだかんだ言って個人的には定番の金長まんじゅうが好きです。ちなみに皆さんご存知、金長まんじゅう、みたいに語っていますが、不安になってきたので説明をしておくと、金長まんじゅうは、チョコレートを練り込んだほろ苦い皮で白あんを包んだまんじゅうです。
工場見学
この店舗は本社・工場に併設されているので、金長まんじゅうなどの製造過程をガラス越しに見学することが出来ます。事前の予約などは不要ですが、写真撮影は禁止。ちなみにこの日はラインは動いていませんでした。
見学通路に入ってからラインが動いてないのを知るのはショックなので、店舗の入口にでも、事前に稼働しているかを掲示してあるとありがたいです。調べてみると、どうやら稼働していない日も多いようなので、絶対に見たい方は、稼働予定を掲載している下記サイトで確認してから訪れたほうが間違いないです。
阿波テロワール
ケーキなどの販売を行う阿波テロワール。
こちらは顔出し看板になっていたたぬきのケーキたち。これ以外にも、いわゆるショートケーキのような普通のケーキもたくさんショーケースに並んでいました。いちごフェア中で大きないちごを使ったケーキも並んでいて美味しそうでした。
ブルーノートカフェ(Blue Note Café)
阿波テロールのケーキなどが店内で食べられるカフェ。今いちメニューやシステムが分からず戸惑いましたが、入り口でケーキやドリンクを注文して支払いを済ませてから、席に着くシステムです。メニューもレジの所に小さいのが置いてあります。
店内
仕切られている部分がカフェスペース。右手の通路を通って手前方向に行くと工場見学の入り口です。
店内はテーブル席が並んでいます。
6人が座れるテーブル席もあります。
メニュー
ホットコーヒー
注文後、席で待っていると店員さんが運んできてくれます。
これは試食として頂いた「生金長 濃厚ショコラ饅頭」。名前の通りかなり濃厚。饅頭というよりももうチョコと言ったほうがいいかもしれない。口の中でとろけていく感覚を楽しみながら、ゆっくりと味わいたい饅頭です。これは冬季限定の販売のようです。
たぬきのケーキ(269円)
イチゴのケーキとかも美味しそうだったのですが、せっかくなのでたぬきのケーキを注文しました。いい表情です。
知りませんでしたが、このたぬきのケーキを懐かしいと感じる世代があるようです。なんでも、昭和40年代頃に全国の町のケーキ店で流行したとか。
気の毒な感じになっていますが、中身はこんな風になっています。チョココーティングの中身はスポンジケーキかと思っていたのですが、想像と違い、胴体部分は柑橘類が入った焼き菓子のような生地で、頭部はクリームとなっていました。このクリームも生クリームではなく、バタークリーム。
あまりケーキ感がなく、イマジネーションを働かせてよく知らないけど曖昧な知識で作ってみたケーキといった趣があります。確かに昭和っぽい。
食べ終わったあとは食器返却口へ。トレーはないので、ケーキ皿とコーヒーカップを両手に持って運びます。トレーがあると良いんですけどね。
その他
この店舗は本社・工場内に併設されているせいか、店員さんが店員というよりも社員感が強いような気がします。話しかければ勿論愛想よく応対してくれますが、離れると自分の仕事に戻っている、みたいな。まるで職場のコピー機を直しに来た業者のようなアウェー感を味わえます。ま、アウェーなんですけどね。
ただ、その分ぴったりマークされたりすることもなく、自由に好きなだけ見て回れるので、ガンガンくる店員さんが苦手な人にとっては、ありがたいシチュエーションだと思います。
ハレルヤ スイーツキッチン
住所:徳島県板野郡松茂町広島字北川向四ノ越30
営業時間:9:30〜17:30
定休日:無
駐車場有り/建物内禁煙
*年末年始の休業日、営業時間は要確認