津山市のお土産として人気の「五大北天まんじゅう(ごだいほくてんまんじゅう)」を販売している和菓子屋「つヽや」に行ってきました。
場所は津山駅からそのまま北に3km行った道路沿い、中国自動車道の手前にあります。
和菓子屋らしい外観。それほど大きくない小ぶりな店舗となっています。創業してまだ20年ばかりという、和菓子屋としては意外と最近のお店です。
駐車場はこの看板の下あたりに2台分のみ。
つゝやで販売しているのは「五大北天まんじゅう」のみ。お店に入るとすぐにカウンターがあり、その上に10個入り、20個入りなど数量別に並んでいます。バラ売りもしています。売り切れ次第終了だそうですが、この日、日曜16時の時点で、まだいくらか残っていました。
店舗内には小さなテーブルが一つあるだけ。なので、店内で食べるスペースというよりも、店員さんが包むのを座って待つスペースといった感じでした。
購入したのは10コ包み(550円)。筆字を印刷しただけの渋い包装紙です。
さらに竹皮風の包み紙。
現れた五大北天まんじゅう。なんかテンションの上がるヴィジュアルです。
丸くて平ぺったい形をしています。
テカテカしています。
黒糖風味のもちもちの生地に程良い甘さのあんこが入ったまんじゅう。簡単に言うと黒糖まんじゅうの味なのですが、この平ぺったさが良いのか、皮とあんこの分量のバランスが良く、軽さもあって何個でも食べたくなってしまうような美味しさです。
ネックなのは日持ちしないこと。季節により違うようですが、冬は消費期限が3日しかありません。でもこれは逆に言えば、余計なものが入っていないということでもあります。ちなみに五大北天まんじゅうの「五大」とは、世界を構成する「地・水・火・風・空」のことだそうで、お店のこだわりを表しているのでしょうね。
なお、保存する場合は冷凍保存で、電子レンジ等で蒸し直して食べるか、すごろもをつけて天ぷらにするという食べ方もあるそうです。
この「五大北天まんじゅう」を購入できるのはこの店舗のみで、ネット通販などもしていません。日持ちしないのがその理由だと思いますが、それがこの饅頭を津山名物として有名、というよりは知る人ぞ知るという、あまり県外の人には知られていない存在にしているのかもしれません。
津山を訪れたぜひ立ち寄って欲しいお店の一つです。
つゝや
住所:津山市小原82-4
営業時間:8:00~18:00 (売切れ次第閉店)
定休日:水曜日
駐車場あり