岡山市南区の福富東にあるガチ中華のデリ「東北燻醤館 鼎豊」に行って来ました。
場所は、国道2号線から児島湾締切堤防に向かう途中、大通りから少し外れたところにあります。備前西市駅から車で10分ほどの距離。
外観
黒い壁に看板のシンプルな店構え。日本とは微妙に違うテイストのキャラクターを用いた看板が味があります。店名「鼎豊」は何と読むんでしょうね。ていほう?ディンフォン?不明です。
駐車場はおそらくありません。
お店の目の前にはわたなべ生鮮館があります。こちらで買い物した後に立ち寄るのも良さそうです。
店内
店内奥にカウンターがあり、その上に総菜がいろいろ並んでいます。
近くの冷蔵庫にもパックされた総菜が。
入り口付近では中華食材を販売しています。
そして店内中央はテーブルが並ぶ食事スペースとなっています。この時はまだ本格的に始動していませんでしたが、各種手続きが完了次第、料理なども出していく予定だそうです。
カウンター近くの空きが目立った冷蔵庫は、そのうちビールなどのお酒類を入れるつもりなのもしれません。
メニュー
カウンター内に並んだ惣菜。現在はテイクアウトがメインです。色々並んでいますが、この日は種類が少ない方だそう。
メニューの一覧はこちら。量り売りのものが多いです。
並んでいる総菜には日本ではなかなかお目にかかれない感じのものもあって見ているだけで楽しいです。
この燻製丸鶏はトサカがなんかすごい。でもクリスマスとかに良いかもしれません。
プレッツェルみたいな豚の鼻。
興味津々で見ていたら、色々と試食をさせてくれました。
購入
そして購入したのがこちら。それぞれビニール袋に直で入れてくれるのが中国ぽいです。
もち米入り肉ソーセージ(298円/100g)、豚ミンチの干豆腐巻き(500円)、朝鮮風味キキョウ冷菜(298円/100g)
ソーセージ系をカットして盛りつけてみるとこんな感じになりました。
朝鮮風味キキョウ冷菜はキキョウの根っこをキムチ風にしたもの。根っこなのでごぼうのような食感があり、キムチ風の中に漢方ぽさを感じる独特な味わい。
キキョウの根っこは漢方としても使われている食材なので体にも良さそうです。
豚ミンチの干豆腐巻きはその名の通り、豚ミンチを干豆腐で巻いたもの。
外側をよく見ると干豆腐の凸凹の表面となっており、パンみたいな色合いになっているのも面白いです。味は全くクセのないハムといった感じで美味しい。万人受けしそうな味なので、安心感が欲しい時にはお勧めの一品です。
こちらは肉の代わりにもち米が入ったもち米入り肉ソーセージ。ヌオミーチャン(糯米腸)というものらしい。スモーキーな香りにもっちりとしたもち米で不思議な感覚です。意外と一緒に詰められたトウモロコシが良いアクセント。
おかずと見せかけて主食なのでどんな風に食べるものなのだ?と思ってしまいますが、台湾の屋台ではこれに切り込みを入れて普通のソーセージを挟む台湾ドッグ(大腸包小腸)なるものがあるらしいです。
もち米の粒粒が浮き出た表面がなかなかのヴィジュアルです。
普段なかなか出会うことのない惣菜たちに出会えるガチな中華デリ。勇気を出して色々な惣菜にチャレンジしてみるのも面白そうです。場所的にアクセスしづらくお酒が飲みにくいのがネックですが、今後のレストラン的展開にも期待してしまいます。
東北燻醤館 鼎豊
住所:岡山市南区福富東2丁目33−27
営業時間:10:00~20:30
定休日:無
駐車場なし