倉敷市沖新町にある中華総菜・中華食材のお店「骨里香扒鶏(グリシャンパジ/GULIXIANG PAJI)」に行って来ました。
場所は国道2号線から大高街道(県道274号福田老松線)を北上した道路沿いにあります。水島臨海鉄道球場前駅からは車で5分程の場所。
「骨里香扒鶏」という店名は全く読めませんが、調べた限りでは中国の骨付きローストチキンの料理名の一種のようです。
*「骨里香〇鶏」の〇部分は環境依存文字。手へんに八。
外観
4つほど店舗が入る一階建ての建物の一角にあります。親しみを感じる今風にデザインされた赤い看板が目立っています。ただし初見で店名が読めるのは中国の人だけかも。でもそれが逆に気になってしまいます。
車はお店の前に停められます。店舗前の道路は中央分離帯があるので、北側からアクセスする場合はどこかでUターンする必要があります。
店内
フワッと異国の匂いが漂う店内。それほど広くはありません。左側に中国の食材が並んでいます。
調味料や火鍋の素、インスタントラーメンやお菓子などが並んでいます。
店の奥は厨房でその手前に冷凍庫。豚足などの冷凍の肉類、小籠包、餃子などの点心系の食材などが入っていました。
そして、右側は中華総菜が並んだデリコーナーとなっています。
これは店名にもなっている「骨里香扒鶏(丸鶏)」。首も(もしかしたら頭も)ついています。これで1,098円なので、相場は良く分かりませんが多分安いです。
こちらは麻辣鴨爪(家鴨(アヒル)の水掻き)。
右下は麻辣鴨頭(家鴨(アヒル)の頭)。気づいた瞬間に「お、おう・・・」と固まってしまいました。当たり前ですがリアルです。2個しか残っていないので人気みたいですね。
その他にもなかなか日本では見ないような総菜が並んでいました。この日は他はすでに売り切れたのか、麻辣系のものしか並んでいませんでしたが、普段はサラダ系のものなども並んでいるようです。
購入
中華食材
物珍しさでいろいろ買ってしまいました。老干媽(ラオガンマー/ローカンマ)のユーラージャオ(食べるラー油的なやつ)や辛い搾菜やナッツ、冷凍の干豆腐など。
月餅や麻花(マーファー)などのお菓子も。
中華総菜
麻辣鶏腿(骨付きもも肉)(350円)、麻辣鶏翅根(手羽元)(80円/個)
惣菜からは骨付きもも肉と手羽元。本当はもっといろいろ買うつもりでいたのですが、リアルなアヒルの頭や水掻きが、視界の端でチラチラしているのが気になって完全に怖気づいてしまいました。超無難な選択をするという結果に。
どちらもよく食べるやつの中華風味麻辣バージョンと言ったところ。かなり辛いです。もも肉は食べ応えがあり、表面の辛さも容量の多い中身の肉で程よく中和されて麻辣の風味を楽しめます。
一方の手羽元はバランス的に中身の肉の味より表面の辛さの方が強いので、ガツンとした辛さ。ビールがぐびぐびと飲めます。お酒のつまみとしては断然こちらの方がおすすめ。
まとめ
中華風の不思議な名前の看板で気になっていた店に、思い切って訪れてみました。中華食材は岡山の中華食材を扱うお店の中でも安い方なのでは、という印象です。物珍しさでじっくりと店内を見て回っていたのですが、その間にも目当ての品をさっと買って帰っていく中国の方と思しき人たちが次々とやって来ていました。彼らにとってはなくてはならない店になっているようです。
そして独特のメニューが並ぶ中華総菜。中華のお総菜屋さんは珍しいので、ちょっと変わったものが楽しめるのかな、と思っていたら、まさかの本気度で、軽い気分ではトライできないレベルの、試されるメニューが並んでいました。まあでもこういうのは見るだけでも楽しい体験です。
ちなみに最近は中国の陝西省の人が料理するYoutube動画にはまっているのですが、アヒルの頭を料理する動画もあるので興味のある方はどうぞ。サムネイル画像からして無理な人は見ない方がよいです。
アルプスの少女ハイジ的な牧歌的な風景の中で、羊の頭だろうが、生きたガチョウだろうが、牛のレバーだろうがニッコニコで料理する姿が最高です。勿論、そういうのだけではなく、普通に餃子を作ったりもしますが。生きるってこういう事だよなと実感させられます。
話が横道にそれてしまいましたが、テイクアウトが注目されている昨今、たまにはこういった珍しいものに挑戦してみるのもいいかと。それはちょっと無理、という人でも、冷凍の水餃子や小籠包、無難なお惣菜を買い込んで、家族で本格的な中華料理を食べるのも楽しいかもしれません。
骨里香扒鶏
住所:倉敷市沖新町45−3
営業時間:10:00-20:00
定休日:水曜
駐車場あり