倉敷の美観地区近くにある老舗の喫茶店「喫茶ウエダ」でモーニングをしてきました。
場所は倉敷駅から美観地区へ続く商店街の中にあります。アーケードのあるえびす商店街を抜けた本通り商店街のお店。倉敷駅から徒歩10分ほどの場所です。
外観
駅から歩くと観光地らしい雰囲気が出てきたところにあるレトロな外観の建物。２階のバルコニー風の装飾が洒落ています。店前に自転車が何台か停まっているので、観光客だけでなく地元の人も訪れるお店だという事が分かります。
昭和47年から営業する老舗喫茶店で、看板やGoogleマップでは「珈琲ウエダ」となっていますが、地元の人は「喫茶ウエダ」と呼ぶことがほとんどのような気がします。
置き看板の「ウエダ」のロゴも渋い。その上に書かれた「coffee & Photo」は、かつてはカメラ屋さんも兼ねていた名残です。
「カメラ ウエダ」という看板もありました。駐車場なし。
店内
懐かしい感じのする店内。お店の右奥がキッチンカウンターとなっており、それを取り囲むようにテーブル席が並んでいます。入り口付近には古いカメラがディスプレイされていて、かつてカメラ屋だった面影を残しています。
訪れたのは平日の午前ですが結構お客さんで賑わっていました。地元のお客さんの他に観光客が何組かいる、みたいな感じです。灰皿が置いてあるのでおそらく喫煙可。
店の左奥は、昭和のお金持ちの応接間のような空間になっています。ただこちらは予約席となっていたので、常連さんのたまり場のような場所になっているのかもしれません。２つのテーブルで９人ぐらい座れそうな広いスペースです。
そして窓の奥に見えるのは背後にある鶴形山（阿知山）の石垣。
右の方は店内に入り込んでいます。歴史的に価値あるものなのかよく分かりませんが、なんだか面白いです。
そして、このお店には看板猫の「マヤ」がいます。…が、この日は残念ながら見かけませんでした。
倉敷美観地区の喫茶ウエダの店長猫ももちゃんが亡くなったそうです。ショック。写真は17年のクリスマス。https://t.co/AhGHMlW6I2 pic.twitter.com/q1tsJdGUwh
— きび六 (@kibiroku) July 8, 2019
こちらは先代の看板猫の「モモ」。勝手気ままにウロウロしていて、お客さんも「お、いるな」ぐらいの感じで時々声をかけたり、なでたりするだけで程よい距離感のいい関係性を築いていました。多分、現在の「マヤ」もそんな感じで、いたりいなかったりするのだと思うので、いたらラッキーくらいの気持ちで訪れるのが良いかと思います。
ちなみに喫茶ウエダの看板猫は結構有名でテレビなどで紹介されることも多く、「マヤ」も猫の日にどこかのニュース番組で紹介されたそうです。
メニュー
コーヒーやクリームソーダといったドリンクメニューに、モーニング、サンドイッチなど喫茶店らしいメニューが並んでいます。
オムライスやママの手作りカレーなどの食事系メニューもあります。ただしモーニング以外の食事メニューは11:30から注文可となっています。
モーニングセット（500円）
早速モーニングセットを注文。コーヒー、トーストにゆで卵といった定番の組み合わせです。ドリンクはコーヒーか紅茶から選べて、プラス50円でアイスにすることも出来ます。ゆで卵がエッグスタンドで出てくるのがいいですね。
ゆで卵用の塩はセットと一緒に持ってきてくれます。ちなみにゆで卵は半熟ではなく、固ゆででした。
トーストはジャムかバター、もしくはジャムバターから選ぶことが出来ます。今回はジャムバターを選択。ジャムは定番のいちごジャムかと思ったらブルーベリージャムでした。でも勿論おいしい。ジャムがたっぷりのっているのも良いです。
モーニングセット（500円）
こちらはバタートーストのモーニング。モーニングは朝だけでなく、営業時間中いつでも頼めるみたいなので、朝早く起きられない人でも大丈夫。ちょっとだけ何か食べたい時にも良さそうです。
気取らないのんびりとした雰囲気のお店で、ゆっくりとコーヒーを飲んでいると次第に心がなごんできます。そばまで来たら立ち寄りたくなるカフェです。
喫茶ウエダ
住所：倉敷市阿知２丁目２５−４３
営業時間：9:00～19:00
定休日：月曜（祝祭日は営業）
駐車場なし／喫煙可
