倉敷の美観地区近くにオープンしたばかりの、アフタヌーンティーが楽しめるホテル「ザ・ワンファイブガーデン倉敷(The OneFive Garden Kurashiki)」に宿泊してきました。
場所は美観地区の西側、近くに倉敷ロイヤルアートホテルやドーミーイン倉敷などいくつかのホテルが建ち並ぶ一角にあります。かつてはコートホテル倉敷だった場所で、倉敷駅から徒歩10分、美観地区の大原美術館からは徒歩5分弱という便利な立地です。
ザ・ワンファイブガーデン倉敷は、福岡を中心に全国各地でホテルを展開する「博多ホテルズ」による運営。「ザ・ワンファイブ」ブランドのホテルはこの倉敷の他に、岡山市や京都・大阪・福岡にあります。
外観
真四角な建物。以前のコートホテル倉敷時代がどうだったのかは分かりませんが、おそらくそのまま活用し、大きな変化はないと思います。
「ザ・ワンファイブ」というホテル名が不思議ですが、運営する博多ホテルズの親会社が「いちご株式会社」なので、「いちご=15(ワンファイブ)」の連想から名付けたのだと思います。
ホテルの駐車場はありませんが、契約駐車場があります。ただし有料で、事前予約不可の先着順。万一停められなかったとしても周辺には観光客用の駐車場がたくさんあるので、よほどのハイシーズンでもない限り、どこにも停める場所がないという事にはならないと思います。ちなみにこの辺りの駐車場はどこも観光地価格で割高です。
館内
ロビー・ラウンジ
館内入ると正面に広がるロビー。吹き抜けの高い天井に豪華なシャンデリアと、なかなか洒落た雰囲気です。二階の手すりからところどころで緑が垂れ下がっていて、「ガーデン」感があります。
このラウンジでは、ホテル名物のアフタヌーンティーを楽しんだり、テイクアウトした料理などを楽しめます。館内はすべて禁煙。
チェックインカウンター
チェックインは、自分でタッチパネルを操作するセルフ方式。まずホテル到着前にスマホで必要事項などを入力するオンラインチェックインを行い、そこで発行されたQRコードを到着後にこの機械に読み取らせ、指示に従って手続きを済ませればチェックイン完了です。ただこの日はホテル従業員の方がずっと付き添い、操作方法などの説明をしてもらいながら手続きを済ませました。慣れれば一人でサクッとチェックインできるようになるはずです。
その他、感染症予防対策の一環として、体温や身分証のチェック、誓約書へのサインなど各種手続きが必要でした。万全の対策が行われていることが分かり、これだけしっかりしていれば安心です。
アメニティブース
チェックインカウンターの後ろはアメニティ・ブース。客室にはタオルと歯ブラシしかないので、それ以外に必要なものがあれば、ここで入手しておきます。
アメニティにはバスソルトやクレンジング、洗顔料、乳液、化粧水などもあり、なかなかの充実ぶり。マスクケースもあります。
反対側にはナイトウェアやスリッパなどが並んでいます。部屋に行った後にあれを取って来るのを忘れた!となりがちですが、外出から戻った際などについでにここに立ち寄って必要なものを持っていけばいいかと思います。
お土産品売り場
かつてホテルフロントがあったらしき場所は、今はお土産品売り場となっています。
ラインナップはほぼ倉敷デニム関係のものだけでした。近くの美観地区にはお土産屋がたくさんあるので、他に欲しいものがあればそちらに行けばいいかと思います。
その他
自販機
館内にアルコールの自販機があります。ホテルから徒歩1分のところにコンビニもあるので、不自由する事はなさそうです。
製氷機・電子レンジ・コインランドリー
その他、製氷機や電子レンジ、コインランドリーといった設備もあります。
客室
エレベーターホールから客室に向かいます。
客室
今回の部屋はスーペリアツイン。セミダブルサイズのベッドが余裕のある間隔で二つ並ぶ、広々とした部屋です。
ホテルのカギはカードキータイプ。宿泊者の人数分貰えるので便利です。ただカードキーには部屋番号が明記されておらず、どの部屋か忘れてしまうと面倒なので、最初にスマホでドアの部屋番号の写真を撮っておくと安心です。
ちなみに部屋のチャイムは、ファミリーマートの入店音と全く同じ。これは「メロディーチャイムNO.1 ニ長調 作品17「大盛況」」という元々パナソニックのチャイム用に作られた曲だそうなので、本来の使われ方をしているという事なのでしょうね。気づいた時は嬉しくなって、意味なく何度も定期的にチャイムを鳴らしてはニヤニヤしてしまいました。
テレビやポットなど、通常のホテルにあるような設備はもちろん揃っています。
冷蔵庫は普通サイズのペットボトルがこんな風に収まる小さめサイズ。たくさん冷やしたいものがある場合は、ちょっと困るかもしれません。
デスクライトや加湿空気清浄機もあり、部屋で快適にデスクワークを行うことも出来ます。
コンセントは2口で有線LANのケーブルもついています。
WIFIあり。十分すぎる速度が出ています。
ベッドまわりはこんな感じで、周辺に電源コンセント口はありません。このあたりは前ホテルの古い形式をそのまま引き継いでいるのだと思います。
そのかわりに延長ケーブルが備え付けられていました。ただベッドサイドのテーブルの上までは届かず、使用するスマホの充電ケーブルなどの長さ次第では結局ベッドまわりで使えないのが残念。無理に使おうとすると延長ケーブルがピンと張ってしまって、それはそれで危険です。
またコンセント口が一つしかないので、複数の機器をベッドまわりで使うことも出来ません。
ベッドの奥にはちょっとしたくつろぎスペースもあります。
夜はこんな感じ。椅子や照明が洒落ています。
窓からの景色。横断歩道が見えるスクランブル交差点の向こうが観光地の美観地区です。とても近いことがよく分かります。普段こうやって美観地区を見下ろすことはないので、なんだか新鮮な光景。背後に小高い山を持つことがよく分かります。
浴室
浴室は標準的なタイプで、勿論ドライヤーもあります。ちなみに洗面所で加湿空気清浄機のタンクに水を入れようとしても、タンクがつっかえてしまって入れられず焦りますが、浴槽の蛇口から入れれば問題ありません。
それからたまたま今回の部屋がそうだっただけだと思いますが、浴室のドアのロック部分が固いのか、しっかりと押し込まないとカッチリと閉まり切りませんでした。ドアの閉め方が甘いと、しばらく後と急にドアが勢いよく開くので毎回「え、誰?」とひとり驚いてしまい、慣れるまでが大変でした。
ウエルカム・アフタヌーンティー
そしてこのホテル最大の特色は、ウエルカムサービスとしてアフタヌーンティーが付いている事です。チェックインの際に、希望の時間(14:00~20:00 L.O. 19:00)を伝えて、ラウンジでサービスを受けるシステムとなっています。
これが無料とは思えない満足度が高いもので、もともと高くない宿泊料金から考えてもなかなかお得なサービスとなっています。これ目当てで宿泊してもいいと思えるほど。アフタヌーンティーの詳細については別に下記の記事で紹介しています。
ザ・ワンファイブガーデン倉敷
住所:倉敷市中央2丁目2−26
駐車場あり(契約駐車場/有料)/WIFIあり/館内禁煙
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