倉敷市の鷲羽山にあるホテル「倉敷せとうち児島ホテル」に宿泊してきました。
山の麓から見上げてもひときわ目立っている建物。館内は全面禁煙となっています。
玄関。近くにそれなりの台数が停められる駐車場があります。事前に予約が必要ですが児島駅からの無料の送迎バスもあります。
見晴らしの良い場所にあるだけに風が強い時もあり、車のドアを開けようとすると風で一気に全開となってしまうことがあるので、他の人や車などにぶつけないよう注意が必要です。
クセがすごいことで知られる鷲羽山の人気スポット「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド」はすぐ近く。歩いていくことが出来ます。
このホテルはなんと言っても眺望が素晴らしい。瀬戸内海に浮かぶ島々や瀬戸大橋が一望できます。
こちらは和食レストラン近くのホテルのロビー。まるで絵画のように瀬戸内海と瀬戸大橋の風景が窓枠で切り取られています。
客室階のエレベーターホール。完全に瀬戸大橋が一望できるように設計されていて感心してしまいます。
こちらは一階エレベーターホール前の中庭。
客室
ツインルーム。奥にはソファースペースもあり、かなりの広さでゆったり出来ます。WiFiあり。
窓からは勿論、瀬戸内海と瀬戸大橋をみることが出来ます。
部屋にはカセット式のコーヒーマシンが設置されており、気軽に珈琲、紅茶、日本茶を楽しめます。冷蔵庫にはお湯用にペットボトルの水が2本用意されていました。
机周りやベッド周りにコンセントがないのが、充電しながらスマホを使うには若干不便でした。
展望風呂
部屋にも風呂はありますが、3階には大浴場があります。ホテルの規模からすると少し狭いような気もしましたが、海からの風が気持ちいい展望露天風呂と内湯があり、リラックスできました。
和食岐備
夕食会場の和食レストラン。
ディスプレイされていた陶器。 「六三郎」と銘にありますが、料理の鉄人・道場六三郎なんでしょうか?
窓際にテーブル席。反対側に座敷席。
カウンター席もあります。夜だと窓からは瀬戸大橋のライトアップが見える程度です。
料理は美味少量プラン。最初にすべての料理が運ばれて、ペース配分を気にせず食べたいものから食べていけるので、個人的には好きなスタイルです。
真ん中奥のお皿の蓋を取ると現れたのは、鯛の兜煮。一瞬ぎょっとしてしまいますが、勿論おいしいです。なかなかこんな大きな兜煮は見られません。
小鍋の中身は豚肉と野菜の陶板焼き。
火が通ったらゴマだれで頂きます。
デザート。これだけ別に食後に運ばれてきます。
少量プランと言いながら、全部食べると、食べ過ぎたかなと感じてしまう十分な量でした。そして、どの料理を食べても美味しく、軽く感動してしまいました。素材も料理の腕もレベルが高いということなんだと思います。
SURF&TURF サーフ&ターフ
朝食会場の洋食レストラン。手前にソファーの並ぶバーラウンジがあり、その奥がレストランです。天井が高く、全面が窓ガラスでとても開放的な空間となっています。勿論景色も最高です。
入口付近には熟成牛、「ドライエージド・ビーフ」が。ここは「パシフィック・キュイジーヌ(環太平洋料理)」のレストランで、ステーキやロブスターなどの魚介類等が食べられます。
新鮮なサラダ。マッシュルームも生です。
ヨーグルトとフレッシュなフルーツジュース。飲み物はその他に牛乳、野菜ジュース、オレンジジュースを選べます。
すでに匂いからして美味しそうな、ホテル自家製のパン。
こちらもホテル自家製のジャム。パンやヨーグルトに。
そしてメインは5種類から選べます。これは「アメリカン」。スクランブルエッグとソーセージ、ベーコン、野菜のセット。卵料理はフライドエッグ、オムレツ、ポーチなどにもしてもらえます。
これは「スモークサーモンエッグベネディクト」。フレンチトーストの上にサーモン、卵が乗っています。
これは「ブリュレフレンチトースト」。フレンチトーストにバナナ・アイスクリームが乗っています。
フレンチトーストのカリカリに焼けた部分と柔らかい部分、温かい部分とアイスの冷たい部分とそれらが混ざり合って、ひとくち目は最高に美味しいです。ただ余程の甘い物好きじゃないと、甘すぎて完食は難しいかもしれません。シロップ無しでも相当甘いです。
その他、フルーツとシリアルの「コンチネンタル」、「クレープパンケーキ」があり、食後には南部鉄器で淹れたハワイアンコーヒーまたは岡山紅茶を飲むことが出来ます。
こちらの料理もどれもちゃんと手が込んでいてとても美味しいです。ゆったりと食事をしながら、目の前に広がる青い空と海、そこに浮かぶ緑の島々や瀬戸大橋を眺めていると、とても優雅な満ち足りた気分になりました。
食事を終える頃にはランチタイムの準備が始まっていました。児島のデニムを使ったランチョンマットがいいですね。
このレストランは、倉敷市のイベントとして年に2回、夏と冬に行われている「倉敷アフタヌーンティー」にも参加しています。
その他
ホテル内にはジュースの自販機やルームサービスはありますが、ホテル周辺の徒歩圏内にコンビニなどの売店はなく、それ以外のものが欲しくなった時に困るので、事前に入手しておいたほうがいいかもしれません。
まとめ
正直言ってそんなに期待はしていなかったのですが、それを裏切る料理のレベルの高さと考えられた眺望の良さに驚きました。さすが天満屋グループです。おいしい食事と素晴らしい景色で、心が開放されるような、とてもリラックスした気分になれました。
周辺には国産ジーンズの聖地と言われる児島や港町の古い町並みが残る下津井港など、ちょっとした観光地がいくつかあるので、泊まるだけじゃなくても、ドライブの途中にランチやアフタヌーンティーで立ち寄るというのもいいかもしれません。
倉敷せとうち児島ホテル
住所:倉敷市下津井吹上303-53
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