岡山県高梁市といえば、最も高いところにある現存天守を持つ、天空の城、備中松山城が有名ですが、それ以外の観光名所をまとめてみました。
石火矢町ふるさと村
武家屋敷の町並みが残る岡山県指定の町並み保存地区。約250mの道沿いに土塀や旧武家屋敷などが建ち並び、趣があります。
この道の端に無料駐車場もあります。高梁市内は山と川に挟まれた狭い土地のため道が狭いので、慎重に道を選ばないと怖い思いをするので注意が必要です。
・武家屋敷旧折井家
駐車場のすぐ近くにある公開されている武家屋敷。200石前後の武士が住んでいた屋敷だそうです。
この屋敷の特徴は人形です。
玄関と奥座敷にいるので、気を抜いているとギョッとします。
中庭の池や庭石、踏み石などはほぼ昔のままのようです。
また奥には資料館があり、鎧、兜、掛け軸等が展示されています。
武家屋敷旧埴原(はいばら)家
旧折井家のすぐ近くにあるこちらも武家屋敷。
市の重要文化財。この日は玄関で琴の演奏が行われていて風流な琴の音が周辺に響いていました。
武家屋敷というと質素なイメージがありますが、こちらは火燈窓や格子など華やかな印象を与えます。
この他にも幕末に備中松山藩の藩政改革を行った山田方谷に関するギャラリーもあります。
・映画「男はつらいよ」ロケ地(岡村家)
高梁市といえば映画「男はつらいよ」で寅さんの義理の弟、博の実家がある場所として馴染みの深い場所で映画でも2回登場しています。
写真の岡村家(非公開)が実家として使用されています。この中で博の父親役、志村喬が「りんどうの花が・・・」と語っていたんですね。
場所はふるさと村の看板のすぐ近く。近くにロケを記念した石碑もありました。一つは山田洋次監督のもので、もう一つはよく分かりませんでした。渥美清のものなんでしょうか?
頼久寺(小堀遠州作庭園)
小堀遠州による庭園のあるお寺。
まるで城のようなつくりですが、実際に備中松山城の防御の一端を担っていたようです。
駐車場あり。
庭園は思っていたよりもこじんまりとしていましたが、縁側に座ってじっと眺めていると心が落ち着いてきます。妙に渋い声のナレーションで、庭園の説明が繰り返し流れていました。庭にある石灯籠は当時からのもののようです。
6人ぐらいでいっぱいになってしまう縁側ですが、しばらく座っていたら続々と人がやってきたので、その場を離れました。平日でしたが割と人が多く、午前は備中松山城、午後は街を散策、のように行動パターンが似通ってしまうのですかね。観覧するタイミングを見計らったほうがいいのかもしれません。
庭園だけでなく建物もなかなか見応えがあります。欄間も凝っています。
薬師院(男はつらいよロケ地)
「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」で寅さんが坊主になってしまったお寺。この階段でマドンナ竹下景子に出会いました。
中で当時のロケの様子などが展示されているようですが、訪れた時は何か仏事が行われていたため、中は見れませんでした。
ちなみにここの本堂は県の重要文化財です。境内はかなり綺麗に整備されていて、潤っていることがよくわかります。
駐車場あり。
B級グルメ インディアントマト焼きそば
高梁市の学校給食で出ていたカレー味の焼きそばに、地元特産のトマトを入れてアレンジしたインディアントマト焼きそばをB級グルメとして売り出しているようです。
・じゅうじゅう亭
高梁駅すぐ近くにあるお好み焼き屋。駐車場あり。喫煙可。高校生の時に行っていたお好み焼き屋のような懐かしい雰囲気のあるお店。
インディアントマト焼きそば(税込700円)と、広島風お好み焼きを注文しました。焼きそばは予想通りの味。トマトと卵の入ったカレー味の焼きそばです。ビールが飲みたくなります。
広島風お好み焼きは作ってくれて鉄板に置いていくパターン。かつお節や青のり等はお好みで。
近くにあったら定期的に通いたくなるようなお店です。実際、結構混み合っていました。
高梁銘菓 ゆべし
この地方の銘菓ゆべし。頼久寺を作庭した小堀遠州が考案したそうです。
・土屋天任堂
土屋天任堂の包みゆべし。
柚子の香りとほのかな甘味で品のある味です。餅も柔らかくておいしい。
アクセス
岡山市内から一般道で一時間半。