その麺の太さで「そうめん」というカテゴリーから外されそうになった過去があるという「半田素麺」。そんな異色のそうめんの産地 徳島県美馬郡つるぎ町(旧半田町)で、半田そうめんを食べてきました。
訪れたのは伊予街道(国道192号線)沿いにある「めん処かねか」です。
外観
和な雰囲気のお店です。
店前のメニューを見ても「そうめん」の文字はなく、うどんがメインのお店です。店前に車を止めるスペースがありますが、駐車場なのかは良く分かりません。地元客らしき人たちの車の停め方を見ると、ローカルルールでは駐車場のようです。
店の前に並んだ自販機の中に、「うどん」の自販機が。気になります。フードの自販機好きの間では有名なスポットだそう。
店内
セルフ方式のうどん屋です。店内入って右側にメニューが掲示されていて、その場で注文します。そして、並んだ天ぷらやおにぎり、おでん等食べたい物を取って精算です。
いったん席に着き麺が茹で上がるのを待ち、出来上がりの声がかかったら取りに行きます。
窓際にカウンター席、それから座敷席が4つほど、大きめのテーブル席が2つほどありました。
メニュー
うどんがメインのお店ですが、そうめんも三種類ほどありました。
そうめん(ざる)
頼んだのはそうめん(ざる)。わさびが無いとのことでしたが、了承して注文。5分ほど待って出来上がりました。
このそうめんとは思えない麺の太さが魅力です。若干辛目の麺つゆに付けていただきます。コシがあって食べ応えもあります。一見するとペロリとイケそうだなと思いますが、結構お腹いっぱいになりました。
イカとちくわの天ぷら
出来たてではなかったですが、サクサクしていて美味しい天ぷら。
めん処 かねか
住所:徳島県美馬郡つるぎ町貞光太田東161
営業時間:11:00~19:30
定休日:不定休
駐車場あり
その他、半田そうめんが食べられる場所
そうめんって「家で食べるもの」というイメージが強いからか、産地といえどもあまり半田そうめんを食べられる場所はないようです。ただ、僅かにはあるようでまとめてみました。
道の駅 貞光ゆうゆう館
一番無難に食べられるのがここのレストラン。物産店で買うこともできます。レストラン自体は9時からですが、そうめんを食べられるのは11時からのようです。地元の人の憩いの場となっているようで、駐車場が一杯で車を停めるのに苦労するかもしれません。
お好み焼き なんでやねん
道の駅で他にそうめんを食べられる所を聞いたら、教えてくれたのがこのお店。道の駅から西に行った所にあります。11時半から営業。昼の部と夜の部の間の時間は、準備中となるので注意が必要です。
めん恋屋うどん店
うどん屋ですが、半田そうめんも出しているようです。道の駅から西にいった所にあります。11時から。
半田そうめんを購入できる場所
半田手延べそうめん協同組合
上記、道の駅でも半田そうめんを購入できますが、せっかくならということで「半田手延べそうめん協同組合」の運営する店舗に行ってみました。阿波半田駅の近くにあります。
店内には各組合員の作るそうめんが所狭しと積み上げ、並べられています。こんなに沢山の種類の半田そうめんがあるとは知りませんでした。でも、味見できるわけでもないので、パッケージのフィーリングで選ぶしかありません。香川のうどんみたいに食べ歩けたり、食べ比べたりできたら楽しそうなんですけどね。
パッケージの雰囲気で2種類購入してみました。このサイズの量で販売するものは少なくて、殆どがお中元でもらうような箱サイズでの販売が多かったです。
ちなみにこの販売所は、土曜は12時までの営業、日曜は営業していません。なので観光客向けというわけではなく、地元の方が贈答用に購入する場所なのかもしれませんね。箱サイズの販売が多いですし。