うどん県・香川で人気のラーメン屋「浜堂(はまんど)」の味を受け継ぐという玉野の「つるかめ食堂」に行って来ました。
場所は玉野市街の少し北、倉敷玉野線(県道22号)を東に曲がって少し行った道路沿いにあります。宇野駅のひとつ前、備前田井駅から徒歩で10分ほどの場所。
20年2月にオープンしたこのお店は、雑誌で「浜堂(はまんど)の味を受け継ぐ」と紹介されてはいたのですが、どういう関係なのかは不明です。ちなみに「浜堂(はまんど)」は、ラーメン屋でありながら圧倒的知識で第1回讃岐うどん王選手権で優勝したという店主による「讃岐ラーメン」を提供するお店。香川県三豊市の本店のほかに大阪に店舗があり、そのほか「浜堂(はまんど)」を継承するというお店が各地に何店かあるようです。
外観
立派な塀に囲まれた大きな民家のような佇まい。民家を改造したという事なのでしょう。「中華そば」「ギョーザ」といったのぼりがなければ気づかず通り過ぎてしまいそうです。
門を入って右側が店舗。
入り口には看板と暖簾が出ています。車はこのお店の前に8台ほど停められます。
そしてこのお店の裏側にも15台ほど停めるスペースがあります。
門の脇にも案内が書いてありました。
駐車場はこんな感じ。「つるかめ」と書かれたブロックが置いてある場所がお店の駐車場です。
ちなみにこの駐車場へ向かう道路は道が狭め。
店内には駐車に関する注意書きがありました。
店内
店内も普通の民家を改装した感じになっています。左奥の部屋にテーブル席が一つ。
壁際にカウンター席。
その隣が厨房とその前にカウンター席がある部屋。
廊下、階段を挟んでその隣部屋にもテーブル席、カウンター席がありました。この前が出入口となっており、普通の民家の玄関のように靴脱ぎ場のようなスペースがありますが、靴を脱がずにそのまま店内に入れば大丈夫です。店内禁煙。
メニュー
麺麺類は、中華そばやつけ麺など数種類。定番のぎょうざやからあげの他にもつやきやもつ味噌煮込みがあって、お酒を飲むのにもよさそうです。
壁メニューにはつけめんがありました。先ほどのメニューにも「白湯つけめん」がありましたが、値段が違うのでまた別物だという事だと思います。
こちらは「かまたまラーメン」の説明書き。卵かけご飯も始めたそうです。
持ち帰り・お土産用に「はまんど」の讃岐ラーメンや、冷凍ラーメンもあるようです。
こちらは「はまんど」のラーメンの紹介。日本初の包丁切りのお土産ラーメンなんだそうです。
餃子セット(950円)
中華そばに餃子5個と小ご飯がつく餃子セットを注文しました。メニューに「焼き時間が8分ほどかかります」と断り書きのある餃子は、いい焼き目がついて餡もたっぷり。あっさりとしていて、ご飯のおかずとしても合います。
そして中華そばは、澄んだスープの煮干し出汁。あっさりとした味わいでうどん出汁のようでもありますが、しっかりと鶏の脂の旨味も出ています。スープがいつまで経っても熱々で、なかなかラーメン鉢が手で持てない程だったのが印象的です。柔らかなチャーシューも美味しい。
麺は細麺と平打ち麺が選べるという事だったので、平打ち麺を選択。一口食べるとまずツルツルでもちもちの食感に驚かされます。小麦の風味も感じられる程で、まるでうどんのよう。讃岐うどんを研究して開発したラーメンというだけのことはあります。あっさりとしたスープともよく合って、まさに「讃岐ラーメン」という名前がぴったりの、喉ごしの良いラーメンでした。
かまたまラーメン(780円)
こちらはかまたまラーメン。釜玉うどんのラーメン版といったところでしょうか。
麺はおそらくラーメンと同じ平打ち麺。麺の上に載せられた卵が崩れてしまっていたのがビジュアル的には残念ですが、味には影響がないので問題なしです。
器にはあらかじめ旨味タレが入っているので、崩した卵とタレが麺によく絡むよう底からしっかりとかき混ぜます。もうこの時点で美味しそう。
具材はメンマにねぎ、焼煮豚。
麺の上にそれらを盛り付けて完成。ワシワシと頂きます。麺のつるつるモチモチの食感が満喫できる一品。旨味タレはしっかりとした味付けで、ご飯も食べたくなる感じでした。
こういうまぜ麺はペロリと平らげてしまって、少々物足りなさを感じる事が多いような気がしますが、これはそんなことはなくしっかりとした満足感がありました。あとでメニューをよく読んでみると、並盛でも1.5玉の麺が入っているとの事。こういうよく分かってるなと感じさせる配慮、嬉しいです。
つるかめ食堂
住所:玉野市田井3-19-14
営業時間:10:00~14:00
営業時間:18:00~20:00
定休日:水曜(祝日の場合は営業、翌日休業)
駐車場あり/店内禁煙