きび六

岡山県発、地域情報を発信するブログです。

思わず笑顔に!可笑しみ溢れるサムライたち【野口哲哉展 this is not a samurai】@高松市美術館

f:id:kibi6:20210311232339j:plain

香川県高松市で開催中の「野口哲哉展 this is not a samurai」に行って来ました。

 

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

TETSUYA NOGUCHI(@tetsuya_noguchi_art)がシェアした投稿

野口哲哉は鎧兜を着た人物を題材にした立体作品や絵画を発表しているアーティストで、猫を散歩させる武士の作品がSNSで話題になった事があるみたいですね。

 

ずっと前から気になっていたのですが、今回ようやく近場で展覧会が開かれるということで、テンションが上がってこれは行かねばと。

 

 

高松市美術館

f:id:kibi6:20210311232403j:plain

美術展が開催されているのは高松市美術館。入り口のディスプレイから楽しい気分にさせてくれます。野口哲哉氏はここ香川県の出身。

 

f:id:kibi6:20210311232350j:plain

ちなみに商店街のあちこちにも展示会を案内する垂れ幕がぶら下がっていました。

 

f:id:kibi6:20210311232422j:plain

こちらは館内の吹き抜けの壁にかけられた大きな垂れ幕。左側の入り口脇にチケット売り場があります。

 

初めてこの美術館に来ましたが、いい建物です。

 

f:id:kibi6:20210311232432j:plain

チケットを購入してスロープを上がると2階の会場に到着します。会場の入り口手前には写真スポット。手前の椅子に座って、後ろの武士と同じ格好をするのが、映えるんでしょうか。

 

会場入り口付近にはコインロッカー(100円、使用後に返却)があるので、荷物が多い人はそこに預けてもいいかも。

 

第1会場

会場内は2会場に分かれています。第1会場には136作品。例の猫を散歩させる作品「Cat-walk 2020」や自分が知っていた作品はほとんどありました。シャネルやアウディ・ジャパンとのコラボ作品も見られます。

 

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

TETSUYA NOGUCHI(@tetsuya_noguchi_art)がシェアした投稿

そしてあまり知らなかったのですが、「TRIP TO THE WORLD ~別世界旅行~」の一連の絵画作品がかなり気に入りました。

 

第2会場

f:id:kibi6:20210311232442j:plain

第2会場は44作品。そしてこちらの会場はなんと写真撮影可。写真撮影可の作品があることは知っていましたが、こんなにあるとは思っていなかったので嬉しい誤算です。スマホやカメラはロッカーに預けてしまわないように注意です。

 

f:id:kibi6:20210311232501j:plain

絵画作品は数点。

 

f:id:kibi6:20210311232511j:plain

THE RED MAN 2003

 

そして立体作品が多数。こちらは消火栓と赤い甲冑の武士。本来はあり得ない組み合わせなのに、全然違和感がない。

 

f:id:kibi6:20210311232522j:plain

HUMAN RACE

 

こちらは甲冑の武士がスニーカー。もしかしたら履いてる人いたかも、と思ってしまうほどの馴染み具合です。立体作品はいろんな角度から見たくなります。

 

f:id:kibi6:20210311232548j:plain

こちらは魔法の国のネズミ風の兜をかぶった武士。こんな風に思わず微笑んでしまうような作品ばかりで、今思うと一人でニコニコしながら鑑賞するやばい人だったような気がして焦ります。でもきっとマスクで分からなかったので大丈夫なはずです、多分。

 

f:id:kibi6:20210311232558j:plain

Moon And Star

 

皆なんとも言えないいい表情をしています。肖像画などでは勇ましい姿を見せる彼らですが、普段はふざけたり、落ち込んだり、気を抜いたりしていたはず。

 

猫背気味の力の抜けた立体作品が多かったような気がします。まさに展示会のタイトルのように、侍がいたのではなく、普通の人間が侍の格好をしていただけ、という事でしょうか。

 

f:id:kibi6:20210311232608j:plain

Clumsy Heart

 

会場の外の大きな垂れ幕になっていた作品の実物もありました。この作品も割と有名かと思うのですが、ハート部分は実際にこの場で野口哲哉氏が描いているのでこの会場オリジナルの作品となっています。

 

展示会グッズ

f:id:kibi6:20210312190207j:plain

会場を出てすぐの所にブースが設けられていて、図録やグッズの販売が行われていました。購入したのはクリアファイルやポストカード。猫が上座に座って守役の家臣たちが控える「猫寿像」の絵画が気に入ったので、ポストカードがあったら欲しかったのですが、ステッカーしかなくて残念。

 

全体的にアイテム数は少なく、作品鑑賞後の物欲を満たすには物足りない感じでした。ただ品数を増やしたらそれはそれで大変そうなので難しい所ですが。

 

それから狭いブースなので、二人ほどいたら他のお客さんは待つしかない状況になります。ミュージアムショップでも売っているかなと思ったのですが、今現在はミュージアムショップ自体がないとの事。なので場所を占領しないで、他のお客さんと譲り合いつつグッズのチェックをしたいところです。

野口哲哉ノ作品集 「侍達ノ居ル処。」

野口哲哉ノ作品集 「侍達ノ居ル処。」

  • 作者:野口哲哉
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: ペーパーバック
 

 

展覧会について

高松市美術館では3月21日までの開催。このあと山口県、群馬県、愛知県と巡回する予定です。

 

野口哲哉展 this is not a samurai 香川会場

会場:高松市美術館

住所:香川県高松市紺屋町10−4

会期:2021年2月6日(土)~3月21日(日)

開館時間:9:30~17:00(火曜~木曜・日曜)

開館時間:9:30~19:00(金曜・土曜)

休館日:月曜

観覧料:一般1000円/大学生500円/高校生以下無料

 

 

kibi6.hatenadiary.jp

野口哲哉作品集 ~中世より愛をこめて~

野口哲哉作品集 ~中世より愛をこめて~

  • 作者:野口哲哉
  • 発売日: 2018/07/20
  • メディア: ハードカバー
 

kibi6.hatenadiary.jp