きび六

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「生きた化石」をリアルに再現!笠岡名物 玉利軒の【かぶとがにまんじゅう】

笠岡市名物、玉利軒の「かぶとがにまんじゅう」を購入してきたので紹介します。

 

購入場所

購入したのは笠岡市の「道の駅笠岡ベイファーム」。訪れた時はひまわりが咲き誇っていました。夕方に訪れたので下を向き気味ではありますが。

 

ひまわりは場所ごとに時期を変えて植えているようで、今年は9月中旬まで見ごろが続くようです。

 

 

パッケージ

透明の袋にシールを貼っただけのシンプルなパッケージ。330円。

 

ところでなぜ「かぶとがに」なのかと言うと、笠岡市には国指定天然記念物「カブトガニ繁殖地」があるからです。ちなみに世界で唯一のカブトガニをテーマにした博物館「カブトガニ博物館」もあります。

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ほぼほぼ中身が見えてしまっているわけですが、ビニールの紗がかかった中身をよく見ようとすると、なぜか胸がザワザワしてくる感じがいいです。

 

かぶとがにまんじゅう(中)

袋から出してみました。こぶし大くらいのサイズで結構大きいです。ちなみにこれは中サイズ。この他に小ぶりな小サイズと、20センチの特大サイズがあるようです。

 

本来は中サイズと小サイズを合わせて「親子かぶとがに」としているのかもしれません。

 

お菓子に添えられたしおりには、カブトガニについての様々な情報が記されていました。中には「姿はカニ、エビに似ていますが実はクモの近縁で…」とか食べる前に聞きたくなかったなと思うような事まで書いてありますが、勉強になります。

 

そんな情報を頭に入れつつ改めてまんじゅうを見てみると、細部まで精巧に表現され、とてもリアル。可愛くデフォルメする気などさらさらない本物志向で、職人魂を感じます。

 

角度を変えてみると、頭部の脳みそみたいな凸凹した部分も無駄に凝ったかたちで表現されています。いい立体感です。微妙に表面がテカっているのがまたなんか良いです。

 

ひっくり返すと、裏面は特に何もしておらず、お菓子の普通の底面でした。ここもリアルに再現してしまうと、さすがに一線を越えてしまう気がするので逆に安心しました。

 

中身はたっぷり抹茶餡。なぜ抹茶餡かと言うと「カブトガニの血液は白いが空気にふれると青くなる、故に餡を抹茶餡にした。」だそうです。これも勉強になるけど食べる前にあまり知りたくなかった情報で、なにも忠実に再現しなくてもと思ってしまいますが、カブトガニに関する間違った知識を与えてはいけない、誤解を与えるフェイクはいけないという真摯さが窺えます。

 

味の方は、カステラっぽい生地に抹茶餡の素朴な甘さがマッチした、少し栗饅頭ぽい味わい。なかなか美味しく、意外といいお茶菓子になりそうです。そしてサイズがデカいので、全部食べるとなかなかのボリューム感。軽く食事を取ったくらいの感覚になります。小腹が空いた時のおやつにも良さそうです。

 

まとめ

見た目がユニークなのでお土産としても良さげですが、味ではなく見た目で好き嫌いが分かれてしまいそうで、渡す相手を選びそうなお菓子ではあります。でもネタとしてつい買ってみたくなるまんじゅうです。

 

特大サイズは道の駅には無かった気がするので、いつか見てみたい。もしかしたら街中にある玉利軒の店舗にはあるのかもしれません。

 

 

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