総社市にあるラーメン屋「麺と炊き餃子 こ林」に行って来ました。ちなみに「こ林」は「こばやし」ではなく「こりん」と読むそうです。
場所は、総社駅東口から南東に徒歩10分ほど、常盤通り沿いにあります。以前は8番らーめんがあった場所。
「こ林」は19年11月にオープン。すぐ近くにある「ひとり鍋しゃぶしゃぶ り山」は姉妹店だそうです。
外観
ほぼ真っ黒の外観。ラーメン屋といえば、店名等がでかでかと書かれた看板が定番ですが、それとは真逆です。知らなければ気づかないかもしれません。モダンです。
敷地内入り口の看板も黒字に小さな字で書かれていてシンプル。敷地の周りに植えられた植木もライトアップされていて、小粋な雰囲気です。
駐車場は店舗の前に12台、建物裏側に14台分のスペースがあります。
店内
入り口正面の右側の壁には4人掛けのボックス席が並び。その反対側に数席のカウンター席があります。
左側は奥に厨房、壁側に4人掛けのボックス席、その真ん中が12人ほど座れる長テーブル席となっています。
木材をふんだんに使ったシンプルですっきりとしたインテリア。
テーブルの上にはティッシュや水、調味料など、ラーメン屋の定番のものが並んでいますが、小粋な容器がチョイスされていてラーメン屋らしからぬおしゃれな雰囲気を醸し出しています。店内禁煙。
メニュー
ラーメン三種になぜかソース焼きそば。そして店名にも入っている炊き餃子がメインメニュー。その他、オムライスやピラフなどのご飯物があります。
一品・おつまみメニューも充実しています。この辺りは居酒屋感があります。デザートもあり。
その他のメニューとして麦味噌風味の炊き麺。「炊き麺」ってよく分かりませんが、煮込みラーメンという事でしょうか。
ぜんざい。
こちらはランチメニュー。焼きそば以外のメインメニューにトリ唐・ライス又はサラダ・デザートが付くセットがあります。
晩酌セットなど、ドリンク類と組み合わせたセット。ハッピーアワーもあります。
ドリンクメニュー。こちらも充実で、居酒屋的な使い方も想定していそうです。
支那そば 醤油味(700円)
支那そばの醤油味。大きなチャーシューにナルト、ネギ、もやしなどがトッピングされています。
麺はストーレートの細麺で、スープには甘みがあり、スッキリとした味わい。このスープがなかなか良くて、非常に爽やかな後味のラーメンに仕上がっています。
炊き餃子(700円)
餃子が五個入った炊き餃子。餃子の他にもやしやネギなどが入っています。熱々の小さな鍋をそのまま大きな板にはめ込んだ状態で運ばれてきました。見せ方もお洒落です。
炊き餃子は、水餃子のようなモチっとしてトロっとした味わい。ていうか水餃子なんですかね。ワンタンぽくもあります。スープはしっかりと味はついていますが、あっさり。
若干、そのままだと飽きてしまいそうな味付けですが、一緒に出てくる黒胡椒と柚子胡椒でアクセントをつける事ができます。一気にパンチが出て、逆にもっと食べたくなります。
〆のちゃんぽん麺(400円)
炊き餃子はさらに餃子を追加したり、〆としておじやなどにすることもできますが、今回は〆のちゃんぽん麺を追加注文。一旦、器を引き取った後、調理して再度運ばれてきました。
麺は中太麺。キャベツ、ニンジン、ネギ、ナルトなどの具材も追加されて、立派なちゃんぽん麺に変身しています。味も優しく、たしかにラーメンというよりは、チャンポンでした。ここでも先ほどの黒胡椒、柚子胡椒が良いアクセントになってくれます。
まとめ
シンプルな看板、シックな外観、スッキリとした店内と、らしくない雰囲気をまとったラーメン屋です。もしかしたら、この店の前をいつも通る人でもラーメン屋と気づいていないのでは、と勝手に心配してしまいます。
だけどもちろん中身はれっきとしたラーメン屋。品の良いラーメンが食べられます。ただ悩ましいのが注文の仕方。店名に「麺と炊き餃子」と入るぐらいだから炊き餃子も食べたい、けどラーメンに炊き餃子を頼むと汁物が二つになってしまう、それに炊き餃子を頼むのだったらせっかくなので〆のちゃんぽんかおじやも食べたい、でもそうすると炭水化物が多すぎる、などとグルグルと頭の中で考えてしまいます。
優柔不断な人は要注意。焼餃子なら普通にラーメンと餃子を注文すればいいんですけどね。難しいです。
ラーメンと炊き餃子の他にも、オムライスだったり一品メニューだったりと気になるメニューがたくさんあるので、色々と食べてみたくなるお店です。居酒屋的な使い方で、〆にラーメン、というのも良いかもしれません。
麺と炊き餃子 こ林(こりん)
住所:総社市真壁2丁目2122
営業時間:11:30~22:00
定休日:不定休
駐車場あり/禁煙