岡山市北区大元にある和菓子屋「ふりか by 浦志満本舗(うらしまほんぽ)」に行って来ました。
場所は、岡山児島線(県道21号線)沿いの宗忠神社の前。大元駅から徒歩15分ほどの場所です。
以前は「浦志満本舗 大元店」だったのが、19年11月に新形態でリニューアルオープンしたもの。スタイルにとらわれず自由な発想でつくる創作菓子のお店というのがコンセプトのようです。店名は「free(自由な)」と「Cashi(菓子)」で「ふりか」。
「浦志満本舗」は北長瀬表町や新保町にも店舗がある老舗の和菓子屋さんですが、あまりネット上に情報がなくて詳細は分かりません。
外観
和風でありながら明るさも感じる外観。店舗自体はそれほど大きくないです。
駐車場はお店の横と道路を挟んだ南側にあります。あまり台数は停められません。
中央分離帯のある大きな通り沿いなので、南側から車でアクセスする場合はどこかでUターンする必要があります。また、道路を挟んだ南側にある駐車場は大通りからはアクセスできず、交差する道路は一方通行なので分かりにくい。小さいですが写真のように一旦通り過ぎて次の交差点で曲がり、ぐるっと回る必要があります。
ちなみにこの看板の裏側はこんな感じ。一番カラフルなところが隣家の塀で隠れてしまっています。あえて見えない部分に派手なものを持ってくる所に、和菓子店らしい日本ぽさが感じられて「粋」です。というか多分、現場確認しなかっただけだと思いますが。
店内
入ってすぐ左にショーケース。フルーツ大福やどら焼きシフォンなどが並んでいます。
正面にもお菓子が並んでいます。
右側の窓の向こうは工房となっていて、ここでお菓子を作っているようです。外観通りこじんまりとしていますが、白を基調とした明るい店内。店員さんもオシャレな制服を着ています。
工房の前にもお菓子が並んでいます。「大元餅」はお店の目の前にある宗忠神社で祈念し供えられた塩を使った餅菓子で「浦志満本舗」時代からの名物です。人気のようでこれだけ既に売り切れていました。
見た目も素敵な上生菓子も美味しそうです。
購入したお菓子はこんな紙袋に入れてくれました。ワンハンドの取手は出し入れには正直不便ですが、粋な見た目でちょっとした手土産なんかにも良さそうです。
購入したお菓子
ビスケットまんじゅう(110円)、フルーツまんじゅう(170円)、ナッツまんじゅう(230円)
お店で昔使用していた手彫りの木型を使って、現代風にアレンジして復刻したまんじゅう。サイズ感といい、色合いといい、可愛らしい見た目です。
焼き印の「FRUITMAN」「NUTTMAN」がなんとなくヒーローぽくて、それもまたいい。
断面はこんな感じ。
ビスケットまんじゅうは白あんで「ひよ子饅頭」のような定番の味。フルーツまんじゅうは白あんにドライイチジクやレーズンなどが入っていて洋風な感じ。紅茶に合いそうです。そして、ナッツまんじゅうはカシューナッツやヘーゼルナッツなどがみっちりと詰まっていてあまり甘さもなく、これは日本茶や中国茶に合うかも。
どれも美味しかったですが、3つの中ではナッツまんじゅうがオリジナリティが感じられて気に入りました。月餅ぽい見た目も良いです。
どら焼きシフォン いちごづくし(350円)、はちみつ(250円)
どら焼きの皮にシフォンを使ったどら焼きシフォン。結構大きいです。こちらは消費期限が購入日なので日持ちはしません。
どら焼きシフォン(はちみつ)。茶色いシフォンで小倉あんをはさんだベーシックなもの。シフォンの表面はパンの耳のように固めで、中が柔らかくなっています。シフォンというよりはカステラぽい感じのあるはちみつ風味。
どら焼きシフォン(いちご)。こちらはシフォンが白っぽい。生地は和三盆風味とはちみつ風味の2種類があるそうなので、こちらは和三盆風味という事でしょうか。あんこにいちごの酸味がよくマッチしています。
どら焼きシフォンは、サイズもそうですし、包み紙を剥がしてカブりつく感じがハンバーガーを食べる時とそっくり。いつの間にかハンバーガーを食べているような気分になっていて、なのに甘いし軽い食べごたえだしということで、めちゃくちゃ違和感を感じてしまいました。慣れが必要みたいです。美味しいんですけどね。
ふりか by 浦志満本舗
住所:岡山市北区大元1-11-17
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
駐車場あり