兵庫県相生市の国道250号線沿いにある「道の駅あいおい白龍城(ペーロンじょう)」に行ってきました。
ちなみにこの「白龍」とは元々、中国の「白龍(パイロン)」という小舟のことで、それが日本に伝わり、「パイロン」がなまって「ペーロン」となったとのこと。なかなかこの呼び方が覚えづらくて困ります。
江戸時代に長崎でペーロンのレースが行われるようになり、それを大正時代に長崎出身の造船所従業員がこの地で始め、やがて恒例の行事となったそうです。今では毎年5月に「あいおいペーロン祭」として、花火大会やパレードと共にレースが行われています。
コテコテの中国感のある建物。ペーロンが中国由来だから中華風なんでしょうね。サイズもでかいので、周囲からも相当目立っています。
建物の両サイドには、これまたコテコテの中国感のある門が建っていて、駐車場の入口になっています。駐車場はそんなに広くないので混雑時は空くのを待たなければいけません。隣のマックスバリュや中央公園の駐車場も使用できるみたいなので、ほんの少し歩く事になりますが、そちらにサクッと停めるのも手です。
中国のレストランの前で見かけがちな獅子像も正面玄関の両サイドにいます。
ここからは温泉施設「ベーロン温泉」に行けます。
中はちょっとした広間になっていて、天井も華やかです。パンフレット等も置いてあり、周辺の観光情報が入手できます。温泉は2階にあります。
ここではゆるキャラ「大ちゃん」の抜け殻も展示しています。「中の人」がいることバレちゃいますけど、いいんでしょうか。夢見がちな子供たちに現実を突きつけるスタイルです。
建物西側の出入り口からはお土産屋とレストランにアクセスできます。冬は牡蠣の食べ放題もやっているみたいです。
建物の反対側は海。相生湾です。
こちら側から観ると、結構年季の入った建物だということがわかります。
建物周辺
ど根性大根大ちゃん神社
「ど根性大根 大ちゃん」は、2005年頃に相生市の道端のアスファルトを突き破って生えてきた大根で、困難な状況でも負けないその不屈の姿が話題となりました。言われてみればテレビで見たような気がします。その不屈の精神にあやかろうとしたと思われる「ど根性大根 大ちゃん」の神社のようなものです。
ちなみに実際の「ど根性大根 だいちゃん」はここから北東の、新幹線の線路沿いの道端に生えていたそうです。
ペーロンの展示
長さ12メートルほどの細長い船です。
中央には銅鑼(どら)がぶら下がっています。
揚げかまぼこ
揚げたての手作りかまぼこが食べられます。中でも牡蠣が丸ごと入った練り物の「かき巻」が有名で、よくテレビに取り上げられています。
3時ごろにはすべて売り切れになってしまっていました。
元気焼
冬季限定・数量限定ですが、牡蠣入りお好み焼きも食べられるお好み焼き屋。元気焼というのは豚玉の事を指すようです。テイクアウト型店舗ですが、近くにテーブルもあるのでその場で食べることもできます。
ど根性大根大ちゃん 顔ハメ看板
妙に横長の顔ハメ看板。回り込むのが大変そうです。ちなみにど根性大根大ちゃんの隣の女キャラは、情報がほとんど出回っていない謎のキャラ 「あいちゃん」です。
その他
地域で採れた野菜や魚等の産直販売所もありました。魚介類は見るだけでも面白いです。
道の駅あいおい白龍城
住所:相生市那波南本町8-55
営業時間:9:00~17:30
定休日:年中無休
*施設内のレストラン・温泉・各店舗の営業時間・定休日はそれぞれ異なります。