高見島の攻め方
本州側からのアクセス
通常は香川県の多度津港からの船に乗る必要がありますが、会期中は岡山県の児島観光港からも本島経由で高見島へ行くことができます。料金は大人片道1000円です。往復2000円、高い気もしますが、本州から四国に渡って船に乗る時間と費用を考えたら、まぁ高くはないんじゃないかと。
ちなみに児島港⇔本島の船と、本島⇔高見島の船は別なので一旦、本島で船を乗り換える必要があります。それから、ちゃんと戻れるように高見島→本島、本島→児島観光港の、帰りの船の時間を確認して置くことが大事です。
今回行ったときは、行きの児島観光港→本島以外の船はかなり空いていました。
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揺れる船
航行中は全然気にならないのですが、港到着時に船がかなり揺れます。たまたまなのか、潮の流れのせいなのか、天候のせいなのか分かりませんが、注意してください。
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所要時間
今回、島に着いたのは13:45で、帰りは16:10でした。2時間25分。作品があちこちに点在しているわけではなく、すべて一本道の周辺にあるのであちこち歩き回らずに済みます。
ちなみに、高見島は坂道や階段が多いので移動手段は徒歩のみです。
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ルート
一本道周辺に作品があるので、どうしてもその一本道に人が集中してしまいます。しかもこの一本道は二人が肩を並べて歩いたらもう道一杯になる狭さ。
この一本道を人が行き来するので、ちょっと窮屈な感じがしてしまいます。なので、行きか帰りのどちらかは、この道を外れて海沿いの道を歩くと混雑を避けられ、違う景色も見られて良いかもしれません。
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食事
食事できる場所はいくつかあります。小さな島なので見つけやすいです。数年前のガイドブックには食事することも、ドリンクを買うこともできないと書いてあったので意外でした。
港を降りてすぐの案内所前のホワイトボードに、食事処の当日の営業情報を見ることができます。ここをチェックしておけば食事に困ることはないかと思います。会期中は「お茶接待」というのもやっているようです。
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虫対策
もう秋なんですが、たくさん虫に刺されました。緑が多いからなんですかね。虫対策をしておいたほうが良さそうです。ちなみにかつて高見島は、蚊取り線香に使われていた除虫菊の栽培が盛んだったそうです。
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地図
瀬戸芸に参加している島は、島内の地図をそれぞれを作っているんですが、この高見島の島内地図は良く出来ています。折りたたむとちょうどパスポートケースに入るサイズ。とても扱いやすい。
A4とかそれ以上のサイズだと手に持つとヒラヒラして邪魔だし、カバンにしまったり取り出すのが面倒くさくて厄介なんですよね。こういうふうにパスポートケースに入れておけるとスマートです。次回からは他の島も見習ってほしいです。
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寅さん
高見島は「男はつらいよ 寅次郎の縁談」のロケ地となっています。好きな人は見直しておくと良いかもしれません。ロケが行われた辺りには、ロケ当時の写真が掲示してあります。
浜/浦
147 野村正人 / 海のテラス
景色のいい高台にある古民家を改装したレストラン。海を眺めながらの食事は魅力的です。
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148 田辺桂 / 漁師と職人
小船に積まれた大量の絵付けされた蛸壺。こうやって漁に出かけるんですね。
手前の桟橋にも置いてあります。よく考えると陶器っていうのがすごいですね。重いし割れそうだしで、取扱いが大変そう。
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149 中島伽耶子 / 時のふる家
家の中を光が突き刺しているようにも見える作品。これ、光らせているのかと思ったら自然の光だそうです。こうやって光が家屋を切り刻んで廃屋に変えてしまう事を表現しているかのようです。
外側から見ると確かに無数のアクリルが突き出ています。
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150 若林亮 / 錆色の旅
金属製のゴミで作られた船。いい具合に錆びついています。
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151 山本基 / たゆたう庭
古民家の2階に上がると床一面に広がる塩で作られた模様。
塩飽諸島の塩を表現しているみたいです。まわりに置かれた古い道具達も気になります。
ここの作品鑑賞には人数制限があって、人が多ければ一階で待つことになります。庭がNo.147の”海のテラス”になっている、なかなか大きな古民家で、調度品などがなかなか凝っています。塩飽大工によるものなんでしょうか。
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152 後藤靖香 / 覚悟のイロハ
旧小中学校の壁を覆い尽くす大きな絵。塩飽水夫の団結を表しているそうです。
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153 中島伽耶子 / うつりかわりの家
古民家の壁や床に細かな穴が開けられ光が注ぎ込んでいます。
太陽の光ってこんなに明るいんだ、と再認識させられます。
近くで見るとちゃんと穴が空いています。外からもそれが確認できます。
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154 APP ARTS STUDIO / よなべのみやげ
煮炊き、陶器作り、入浴のできる「かまど」が設置され、滞在しながらお土産を開発、制作して吊り下げているそうです。
このかまどが実際に使われているところを見てみたいですね。
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155 内田晴之 / 除虫菊の家
高見島は蚊取り線香の原料となる除虫菊の栽培が盛んだったそうで、それにちなんだ作品。ちなみに今は蚊取り線香に除虫菊は使われていないそうですが。
一階の除虫菊のインスタレーションを見て、二階に上がると強烈な蚊取り線香の匂い。
会期中、この蚊取り線香が絶えることなく燃え続けているようです。すでにだいぶ燃え尽きています。