坂手港/田浦半島の攻め方
移動手段
坂手港エリアは坂が多いので、移動手段は徒歩になります。
逆に田浦半島エリアは、2作品でその作品間の距離があるので、車の移動がいいと思います。2作品とも近くに駐車場があります。
田浦半島の一番遠い作品は、坂手港から7キロ程なので、レンタサイクルでも行けなくはないかと思いますが、今回、自転車で移動している人は見かけませんでした。
所要時間
坂手港エリアは1時間強でした。駐車場に車を停めて徒歩で移動しました。もらった地図を見ると結構広そうでしたが、歩いてみるとそんなに大した距離ではありませんでした。
田浦半島エリアは車で2時間ほどでした。映画村には行かなかったのですが、堀越の町並みを見て歩いたので時間がかかりました。作品だけ見るならそこまで時間はかからないと思います。
車で田浦半島
田浦半島の道は狭いので注意が必要です。しかも、観光地の映画村へデカい観光バスが行き来しているので結構怖いです。
観光バスにクラクションを鳴らされて、ビビって固まってしまわぬよう落ち着いて運転しましょう。
坂手港の細い道
坂手港エリアの壺井栄の生誕地のあたりは、山の斜面に家が密集していて、その合間を迷路のように細い道が張りめぐらされています。
なんかワクワクします。彷徨うと楽しいです。
坂手港
097 黑﨑香織 / Follow the rules
海上保安署の壁面に掛けられた絵画。
醤の郷で制作しているみたいです。
104 壺井栄生誕地お花畑プロジェクト
「二十四の瞳」の作者、壺井栄の生誕地に作られたお花畑。
季節的にそんなに花が咲いてはいませんでしたが、家が密集した坂の町の一角に、こういう憩いのスペースがあるのは良いですね。
最後の言葉が「みんな仲良く」だった壺井栄にふさわしい地です。
105 UMA/design farm + MUESUM / Creator in Residence「ei」
坂を登って行くと見えてくる坂手物見台。
若干安全性に不安を感じながら、木の板の上を歩いていくと、坂手の町並みとその先の海が一望できます。
建物の中では二つの展示。そうめんのスクリーンに映し出される映像作品と...
坂手の町で見つけた素材を使って作られた、お面の展示。一部のお面は実際に被ることが出来ます。そのお面に添えられた、被り方の雑な説明が面白かったです。
こちらは坂手物見台ではなく、町の中にある作品。
井戸に穴の空いた黄色や赤、青の板が被せてあり、覗き込むと万華鏡になっています。人の話し声なども聞こえたんですが、意図的なのか、たまたまなのか、それとも別の怖い理由なのか分かりません。
106 ヤノベケンジ / スター・アンガー
フェリー乗り場のすぐ近くにあるオブジェ。格好いいです。ゆっくりと回転します。
天気が良ければ、ミラーボールのようにキラキラ光って、もっとカッコよく見えるんでしょうね。
フェリーからも見えて、港のシンボルみたいになっています。
107 ビートたけし×ヤノベケンジ / アンガー・フロム・ザ・ボトム 美井戸神社
古井戸の神様。
本当は井戸の中から現れるようですが、現在は井戸の中に戻らず、ずっとその姿を見せています。
よく見ると頭に斧が刺さっているのが笑えます。そら怒ります。20分毎に大量の水を吐き出します。
美井戸(ビート)神社とあるように神社の体をとっています。
100年後くらいには、普通に皆が神妙な顔で拝んでいるかもしれません。
--- ヤノベケンジ 岡村美紀 / 小豆島縁起絵巻
作品番号はないですが、フェリーチケット販売所の壁面に描かれた作品。
よく見るとスター・アンガーや…
古井戸の神様が描かれていて、物語のワンシーンのようになっています。こんな風に人々が色々な物語を作り上げ、それらを結びつけて、その土地の伝説や神話が出来ていくのかもしれません。面白いです。
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田浦半島
108 古谷誠章+早稲田大学古谷誠章研究室 / シシ垣でつくる堀越くらしの輪プロジェクト
シシ垣とは、小豆島で見られる農作物を猪から守るための柵。このシシ垣は座ったり、寝そべったりすることが出来ます。
半島の両サイドの海を見ることができる小高い場所にあって、景色もよく気持ちいいです。
ここへ向かう坂道は足場が悪く、ちゃんとした靴じゃないと、滑って転び落ちそうになるので注意しましょう。特に降りていくときが危険です。
この作品がある堀越は、壺井栄の夫である詩人、壺井繁治の出身地で、壺井栄はここで「二十四の瞳」の着想を得たそうです。作品を見るだけでなく、このあたりをブラブラ散歩するのも面白いです。
109 清水久和 / 愛のボラード
「二十四の瞳 映画村」の駐車場に設置された作品です。「ポラード」とは、男が波止場でカッコつける時に、片足を乗っけるアレです。
青い海と空、遠くの緑の山の中で白が映えます。