(その1の続きです。)
080 尾身大輔 / 空想と虫籠
木彫りの昆虫たち。リアルな上にでかいので、結構グロテスク。
害虫。
カマキリはメスがオスを食べているところだそうです。
ちなみにここは元瓦工場とのことで、鬼瓦なんかも見ることができます。駐車場有り。
081 久保寛子 / 段山遺跡群
この地に古代文明があって、その遺跡という設定。
こういう無駄にでかいものって、そんな感じしますね。この足のリアルな感じがなかなか良いです。
中に入ることもできます。
これは王の墓っぽいです。
少し離れたところにいる猿。これだけ2色使いで味があります。
顔、足、猪の場所と、猿の場所にそれぞれ駐車場があります。猿の近くの駐車場では、「島の家よしの」があり、「お接待」をやっていました。
082 黒田大祐 / チョウジガマズミについて
小豆島に自生するチョウジガマズミという木についての展示。
この作品への出入口がある三都公民館裏でも、「お接待」をしていました。公民館の駐車場に車を停めて、ここと次の作品No.083を見ることができます。
083 友定睦 / 島の誕生
小豆島の誕生を映像で表現。
最初、海に塩を撒いているのかと思ったのですが、どうやら白い粉が積もって、島となるようです。どちらにしても壮大なイメージです。
084 土井満治 / 境界線の庭
鳥居が地中に埋まっているような作品。山と海の境界線を表現しているそうです。
鳥居の上にも、小さな鳥居があるのが面白いです。境内の地図のようなものを表しているんですかね。
駐車場有り。
085 チャールズ・ウォーゼン / ひとりおどり
太鼓蔵に収められたテトラポッド。こんな形のテトラポッドもあるんですね。シーロックというみたいですが。
確かに山車みたいで、お祭りの時に皆でこれを引いても違和感ないような。
この作品から作品No87までは、「島の家こうのうら」か海沿いにある駐車場に車を停めて、そこから歩いて鑑賞します。島の家ではお接待をしていました。
086 ジェームズ・ジャック / 夕焼けハウス:存在の言葉としての家
地域の集会所を再生した作品。
円形をモチーフにしているそうで、色々な所に「円」を見つけることができます。
ちゃぶ台もあったりなんかして、テレビにも足が生えていたりして、時間が止まっているようでもあります。
087 赤坂有芽 / stories-House-
プロジェクターを用いた作品。
畳の上を泳ぐ鯉や、何もない床の間に映し出された掛け軸。幻想的です。
088 入江早耶 / ククリヒメノソノ
小豆島の産業の一つである電照菊のモチーフで飾られた庭。奥の母屋と手前の離れに作品が展示されています。
作品は、様々な絵を消しゴムで消し、そのかすを集めて立体物を作るというもの。
掛け軸の鯉と虎の絵を消しゴムで消して…
その消しゴムかすで作られた鯉と虎。まるで掛け軸から飛び出てきたよう。なぜか一休さんを思い出します。
離れの、床の間に飾られた光る電照菊と掛け軸、そして、そこから作られた千手観音。
かなり精巧です。
その他、掛け軸に描かれた三段飾りの雛人形をすべて作ったりして、なかなかのクレイジーっぷり。こういうの好きです。
そして、もう一つの見所は離れの昭和感。恐らく子供部屋ですが、スチールの学習机や鉄腕アトムの絵が描かれた椅子、何故か座布団が敷かれたソファー。
壁に貼られたチェッカーズのポスター。どうにも昭和です。この中にも作品があったりして、この家の歴史のようなものも、作品に取り込んでいる所に好感が持てます。
089 伊東敏光+康夏奈(吉田夏奈)+広島市立大学芸術学部有志 / 潮耳荘
ガウディを思わせるような巨大な建造物。
背後にはラッパのようなものが海に向かって突き出ています。
写真ではこの作品に登っている人たちがいますが、登っちゃダメです。この人達は製作者だそうです。
中に入ることもできます。杭のような無数の木材。
外のラッパのようなものは、内部の二つの穴とつながっていて、耳を近づけると波音を聞くことができます。
この作品の近くに駐車場があり、これとNo.88の作品を見ることができます。
090 伊東敏光 / 怪物と少年Ⅱ/この彫刻は一万年の生命を持ちヒトの一生の間には10mほど歩くⅢ
三都半島の先端にある作品。駐車場有り。
奇妙な生物の彫刻が絶景に映えます。
この作品の背中に乗ってもいいそうです。脚立を使ってよじ登ってみましたが、結構高くて怖いです。そして、幅が広くゴツゴツしていて跨り難かったです。でも、いい写真は撮れました。
写真を見ていて気づいたのですが、少年を背にして跨ると秘宝館っぽい絵になりそうですね。
その先の砂浜にも作品はあります。海と山と島々と謎の生物。一体ここは何処なんだ?と、一瞬不安な気持ちになります。
SF映画のワンシーンのような。
ちなみにこちらの作品は、よじ登るのは禁止です。