冬場のデスクまわりの暖房対策にMiriyonの「遠赤外線デスクヒーター RH-W202」を購入しました。
購入の経緯
冬場もデスク作業を
これまで冬場は、机ではなくこたつの上で作業するいわゆる「こたつトップ」でPC作業をしていたのですが、一昨年にディスプレイを購入し、デュアルディスプレイで作業するようになったので、冬場もそれを活用して机上でPC作業したいと考えるようになりました。
問題は寒さ
問題は寒さ対策です。一応、部屋にエアコンはあるのですが、長時間の使用となると電気代が気になります。その代替となるような、こたつのようにコストが低くて、部分的に暖が取れるものがないか、ネットで探してみました。
デスクまわりの暖房器具
ファンヒーター
一番最初に思いつくのは小型のファンヒーター。足元に置けば暖かそうです。
ただ、消費電力は5-950Wという事で、長時間の使用だと結局、電気代がかかりそうです。
電気毛布
次に思いついたのは電気毛布。ひざ掛けとして使えば暖かそうです。
消費電力も40Wという事でコスト的にもアリです。ただ、席を立ってまた机に戻ってくる度に、電気毛布をいい感じにセッティングするのは面倒くさそう。
パネルヒーター
こちらはパネル ヒーター。
見た目がすっきりとしているのでインテリア的には良いのですが、本当に暖かいのか?とすこし不安。こういう暖房器具はあまり家電量販店でも試すことが出来ないのがネックです。消費電力は最大130Wほど。
ちなみにこのパネルヒーターは立てるだけではなくて、マグネットなどで机の裏に貼りつけることができるタイプもあります。付属のブランケットを取り付ければ、ほぼこたつ。ただ 、こたつと違ってかなり下が空いているので冷気が入ってきてしまうのでは?と思ってしまいます。
Miriyon「遠赤外線デスクヒーター RH-W202」を購入
検討した結果、購入したのはMiriyon「遠赤外線デスクヒーター RH-W202」。
足元を囲うようにパネルヒーターがあるタイプです。少し疑念のあるパネルヒーターですが、4面もあればさすがに暖かいだろうという判断です。
このタイプのヒーターはいろんなメーカーが出していますが、そのほとんどが3面のみのパネルヒーター。
床部分にもヒーターが付いて、4面となっているのはこれくらいだったので、他より少し値段はしますがこれをネット購入することにしました。
商品の到着
思っていたよりは小さめの箱でやってきました。両手で持つと、表彰状を受け取った時の気分を思い出すようなサイズ感です。中国製。
MIRIYON?
ちなみに「MIRIYON」は、Amazonの出品者情報を見ると中国深圳の「Rhyang Electronics Co., Ltd」という会社のブランドのようですが、詳細は不明。
アフターサービスの問い合わせ先として下記WEBページが案内されていますが、軽く見た感じ、ここでも会社の詳細な情報は分かりませんでした。
中身の確認
きれいに折り畳まれた本体に、ブランケットと説明書が付属しています。保証書は箱に印刷されているのでその部分を切り取るか、箱自体を保存しておく必要があります。保証期間は買ってから1年間。
本体
本体寸法は横100cm×高さ51cm(足元部分除く)で、足元部分は横40cm×奥行30㎝。普通の体形ならすっぽりと足が納まりそうな程よいサイズです。重量は1.9㎏。
こちらは反対側。電源コードの長さは1.5mです。
コントローラー部分。電源ボタンと強弱を設定する上下のボタンのみのシンプルな構成です。
温度の上がり過ぎを防ぐ安全装置と3時間自動OFFタイマー機能が付いています。逆さに設置したり倒れたりしても自動でOFFになるようです。
コントローラーの裏には基本的な仕様が表示されています。消費電力は145W。箱に記載の表記によると1時間の標準電気料金は約3.8円だそうです。
ブランケット
ブランケットのサイズは70×100cm。本体をすっぽり覆えるような大きさです。
説明書
特筆すべきことは特に書かれていない説明書。コンセントを挿して、電源のON/OFFと温度の強弱をボタン操作するだけなので、熟読せずとも感覚だけで使えます。
セッティング
コンセントを挿して、机の下に置きます。電源コードが手前にピンと伸びて融通が利かない感じなので、コンセントが机の奥側にある場合はちょっとコードの取り回しがしにくいかもしれません。
ブランケットをかけて、セッティング完了。この写真だとギリギリの高さになっていますが、本体の高さは51cmで、標準的な机の高さはだいたい70cmくらいだと思うので、余程のことがない限り、ちゃんと机の下に収まるかと思います。
*設置の向きに注意
実は最初、こんな風に表と裏を反対に設置してしまっていました。時間が経っても全然暖かくならず、おかしいなと首をひねっていたのですが、ふと外側を触るとかなり暖かい。ここでようやく表と裏を間違えていたことに気付きました。意外と間違えそうな気がしますが、自分だけですかね。
使用感
ちゃんと暖かい
正しく設置してから電源をつけると、わりとすぐ早くにポカポカと暖かくなってきます。ブランケットをかけて使用すると、ほぼこたつ並みの暖かさと言ってもいいのかなと思います。
足元のマット部分が良い
パネルを立てた三面のヒーターからもじんわりとした熱を感じることができますが、足元のホットマット部分の暖かさが何よりありがたい。
マット部分は直接、足で直に触れて確実に暖かさを実感できるので、ちゃんと機能しているな、という精神的な安心感があります。靴や暖かいルームシューズを履いての使用でないなら、マット付きはお勧めです。
ただ、マット部分は電気カーペットのように全面が暖かくなるわけではなく、電熱線が通っている中心部分が暖かくなるだけです。
隙間から冷気が入ってくるが気になるほどではない
ブランケットを本体と膝に掛かるように使用すると、当然、足の後ろ側は大きく空いてしまいます。そこから冷気が入って来る感じはあるのですが、デスクヒーター内の熱気を奪ってしまうほどではなく、あまり気になりません。
ブランケットをクリップで留めると便利
席を立つたびにブランケットが乱れるので、毎回セッティングを直さなければいけないのですが、パネル部分にクリップで留めておくとその必要がなく便利です。ただし、自己責任ですが。
ブランケットの使い方
注意書きを読んでみると「衣類や毛布などをかけないでください」という項目が。ブランケットはヒーターにかけて使うものかと思っていたのですが、もしかしたら普通にひざ掛けとして使ってくれ、という事なのかもしれません。
でもこちらにはデスクヒーターに掛けるように使ってくれ、と可愛らしい日本語で書いてあるのを発見。どっちなのか謎です。
姿勢が良くなる
普段は足を組んだり伸ばしたり、はては胡坐をかいたりと、作業中はかなり行儀が悪いのですが、これを設置してからは本体にすっぽりと収まるようにぴったりと足を揃えて座るようになり、行儀が良くなりました。慣れないので若干、窮屈な感じがしないでもないですが、姿勢が悪いと体が歪むと言いますし良い事かと思われます。
まとめ
冬場の机作業が捗るようにデスクまわりの暖房対策を、という当初の目的を十分に果たすことができました。足元はこれで暖め、上半身は厚めのジャケットを着こめば、大抵の寒さはしのげそうです。
とは言いながら、最近の厳しい寒さの中の作業では、足元は全然大丈夫なのですが、手がかじかんで痺れるほどだったので、思わずエアコンをつけてしまいました。ただそれも夜の数十分のみ。しばらく部屋を暖めたらそれ以後はパネルヒーターだけで問題なしでした。
寒さが厳しい時はエアコンの力も多少は借りますが、冬を乗り越えるにはちょうどよい暖房器具と言えそうです。