鳥取県の三朝温泉にあるすべての部屋から日本庭園を一望できる旅館「もみの木の宿 明治荘」に宿泊してきました。
場所は三朝温泉街の温泉本通りを薬師の湯で南に曲がってしばらく行った所。温泉街の三徳川南岸エリアのほぼ中心にあるので、このエリアの散策や観光にとても便利な場所にあります。
外観
黒字に白の看板が渋い外観。歴史を感じます。
特徴的なのは庭園を囲むように建物が建っているので旅館の壁が横に長い事。城壁のようです。
こちらが玄関。ロビーの向こうの庭園がすでに見えています。
木の表札も趣があります。
夜はこんな感じ。
情緒があります。
館内
館内1階の地図。
ロビー
玄関で靴を脱いで上がると正面はロビー。花瓶に活けられたコスモスが、季節感があっていいです。
左手に進むとロビーです。
ロビーを温泉側に進むと階段とちょっとした庭園のようなスペース。明かりがいい感じです。
狭くて少し急な階段。勿論使えますが、フロント前に大きなゆったりした階段があるので、通常はそちらを使うのだと思います。
廊下
ロビーから客室前を通って温泉までつながる廊下は、二人横に並んで歩くには少し窮屈な幅です。
客室
今回の部屋は1階の和室10帖のバスなしタイプ。部屋自体は古臭さを感じさせず、清潔感もあります。
喫煙可ですが、タバコの臭いもしませんでした。
床の間にはヒガンバナ。これも季節感があっていいです。
テレビは小さめ。存在感のある大型サイズよりもこれくらいの方がちょうどいいような気がします。
絵織物というのでしょうか、額装されて飾られています。
縁側
部屋の向こうには縁側スペースがあって、その窓の向こうに日本庭園が広がっています。緑がいっぱいで気持ちが和みます。
踏み石には下駄が用意され、庭園を散歩することも出来ます。
朝は庭園に光が降り注ぎ、とても清々しい。
ドア側スペース
ドア側は板の間があり、洗面所などのスペース。
備え付けの冷蔵庫がレトロな感じで部屋の雰囲気によく合っています。サンヨー製。勿論普通に使えます。
洗面所のお湯は温泉との事。なんだか贅沢です。ここの温泉は飲んでも体にいいらしいので飲用も可だと思います。
トイレ
ウォッシュレット付きです。
Wi-Fi
館内Wi-Fiあり。使えない速度ではないのですが、電波が弱いです。気が付くとモバイルデータ通信に切り替えられていたりして、重めのデータのやり取りをするには少し不安。Wi-Fiがイマイチだったのは少し残念な点です。
日本庭園(中庭)
写真にはおさめられていないですが、樹齢170年以上という大きなもみの木がシンボルとなっている庭園。池もあります。
少し庭を歩いてみましたが、緑が豊か過ぎて都会っ子?には少し厳しい。虫も気になります。これは場所柄、仕方がない事ですが。個人的には部屋から眺めるだけで満足です。
ちなみに全部屋から庭が見えるということは、庭からは各部屋が丸見えです。庭を散歩中の人に気の抜けた姿が目撃されてしまう可能性があるので注意が必要です。
窓にはカーテン、縁側と部屋の間には障子があるので、それを閉めれば問題ないです。障子を閉めて、縁側の椅子に座って庭の景色を楽しむのが良さげです。
大浴場
写真はありませんが、大浴場は自家源泉かけ流しの温泉。無色透明無臭のお湯ですが、世界屈指のラジウム温泉ということで、美肌効果、疲労回復、ストレス解消などの効能があるそうです。確かに良かった。
浴室からは大きなガラス窓から庭園が望めてリラックスできます。10人ほど入ると気まずい感じになるくらいの広さの湯舟ですが、部屋数が少ないからか、たまたまなのか、三回ほど入りましたがほぼ他のお客さんに出くわすことがなく、貸し切り状態でのんびりと堪能出来ました。
浴室も脱衣場も清潔感があり、気持ちが良いです。入浴可能な時間が設定されていますが、夜は24:30まで、朝は5:30から入浴可能なのでそんなに困ることはないかと思います。
食事
今回は素泊まりのプランを利用したので、朝・夕ともに外食でした。歩ける範囲の場所に夜営業の飲食店は何軒かあります。
フロントにキーを預け夕食に出かけている間に、部屋の布団を敷いておいてもらえます。
売店/自販機
フロントの周りに少し商品が置いてあるくらいで、売店というほどの売店はありません。館内の自販機でアルコール類を含む飲み物は購入することが出来ます。
駐車場
駐車場は玄関を南に少し行った所にあります。 県道21号線沿いにある三朝温泉多目的駐車場の西側にあります。周辺は車同士がすれ違うのは困難な細い道ばかりなので、温泉本通り側からではなく、県道21号線側からアクセスする方が無難です。
もみの木の宿 明治荘
住所:鳥取県東伯郡三朝町大字三朝847
駐車場あり/Wi-Fiあり
|