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お遍路さんスタートのお寺!第一番札所【霊山寺】

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徳島県鳴門市にあるお遍路、四国八十八箇所霊場の第一番札所「霊山寺(りょうぜんじ)」に行ってきました。

 

撫養街道(むやかいどう)(県道12号線)沿いで、高徳線の坂東駅から徒歩10分ほどの場所にあります。

 

 

山門の東側に大きめの駐車場があり、5時近くというのに結構な数の車が停まっていました。

 

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まず気がつくのは、これでもかと言わんばかりにあちこちに設置された石像たち。これはフィギュア感があります。これでコンプリートなのでしょうか。

 

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これはクジラに乗ったお地蔵さん?クジラの造形がなかなか素敵です。色が違うのは、種類の違う石を使い分けているということなのかもしれません。

 

この他にも、いちいち写真を撮っていたらキリがないくらい石像が設置されています。

 

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駐車場の池。鯉が泳いでいます。

 

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第一番札所だけあって、お遍路の装束や用品を購入できる売店もあります。このマネキンの装いがおそらく最先端のお遍路ファッション、ということなんだと思います。

 

ちなみにお寺のすぐ目の前にも、巡礼用品を各種取り揃えたお店「門前一番街」があります。ここは、お土産の販売や食事のできるうどん店、休憩所などもあり、お遍路さんの憩いの場となっているようです。

 

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発心の門をくぐって山門へ向かいます。

 

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立派な山門(仁王門)が現れました。

 

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山門もですが、境内を取り囲む塀も立派です。

 

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山門の前にもマネキンが。妙に存在感があって、分かっているのに何度もギョッとしてしまいます。まるで「お買い忘れはありませんか?」と問いかけられているよう。

 

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境内に入ると、まず眼の前の大きな放生池(ほうじょうち)が目を引きます。その奥の多宝塔とで素晴らしい景観です。

 

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1934-1428年間に建造されたとされる多宝塔。いかにも古そうですが、円形の2階部分や屋根が見事です。五智如来像が安置されているそうです。

 

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多宝塔の手前には鐘楼。工事中でした。この霊山寺の本堂と多宝塔以外は、明治時代の火事により一度失われ、近年に再建されたものだそうです。

 

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再び放生池に目を向けると、鯉もすごいですが、また気になるものがありました。仏像と池の蓮の上で教えを請う小僧たち?。わざわざ池の中に小僧を配置する辺りにこだわりを感じます。

 

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5体も必要か?とか、なんでセンターだけ新しい感じなのか?とか、色々と疑問が湧いてきます。やっぱり真ん中はパワーが強いんですかね。

 

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さらに池の反対側には・・・。

 

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何故かパンダ。なんでお寺にパンダが?と思ってしまうのですが、多分、可愛いからでしょう。考えてはいけません。それが煩悩というやつです。

 

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一旦立ち止まり、心を穏やかにしてから本堂へ向かいます。ちなみに本堂へ向かう参道の左にも、不動明王をはじめとする十三仏の仏像が祀られています。本堂内から洩れる灯りの光が荘厳な雰囲気を醸し出しています。

 

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本堂内にはたくさんの釣り燈籠が灯されており、圧倒されます。

 

霊山寺は奈良時代の天平年間(729-749年)に行基により開創されたとされるお寺です。本尊は弘法大師作と伝えられる釈迦如来座像。本堂内ではお守りや鯉の餌などを販売しています。

 

御朱印をいただける納経所もこちらにあります。

 

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色々ありましたが、敬虔な気持ちになり、お寺をあとにしました。

 

まとめ

八十八箇所もあるお遍路の最初の地、第一番札所ということで、巡拝用品のお店があったりして、色々と需要があるんだな、ということをひしひしと感じました。やっぱり一番って大事です。

 

立派な池やあり過ぎて収拾がつかない感じになっている石像も、その需要がもたらした潤いの結果なのかもしれません。しかし、満たされると色々と石像を置きたくなるのはなんなんでしょうね。モアイ像も確かそうでした。

 

境内には、熱心に小声でお経を唱える人、遍路装束に身を包んだ外国人など、夕方五時という遅い時間だというのに結構な人がやって来ていました。

 

霊山寺

住所:徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126

駐車場あり

 

 

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お遍路小娘

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