続きです。
屋島寺
屋島稲荷
蓑山大明神の奥には稲荷。並んだ赤い鳥居と深い緑でいい感じの雰囲気です。
本堂
1618年に再建された本堂。褪せた朱色が歴史を感じさせます。彫刻もなかなかで、手前上部は渦潮をモチーフにしているのでしょうか、見応えがあります。
宝物館
面白い屋根をした宝物館。本尊である木造千手観音坐像や源平合戦に関する資料などが収められています。入館料大人500円。
手水舎
本来はこちらから参拝しないといけなかったですね。順路が逆になってしまいました。
四天門
立派な四天王像が収められている四天門。四天門を通り抜けると、その先に山門(仁王門)がありますが、手前で右に曲がります。
梶原芭臣句碑
龍がくわえた宝珠に刻まれた句は「松に月 古き景色を 時雨けり」。しかしなぜ龍?
御威門 月光殿
大正天皇行幸の際に通られた門だそうです。こちらも石碑が立派です。さらに隣は本坊への門があります。
境内はどこもふんだんに良い石を使っていて、お寺が潤っているからだと思っていましたが、屋島のすぐ東に日本三大花崗岩のひとつとして知られる庵治石(あじいし)の産出地である五剣山があるのも大きな理由かもしれません。
AJI PROJECT ROCK END/L ブックエンド 庵治石原石 (サビ色石) AJI01-001-L
- 出版社/メーカー: AJI PROJECT
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
可正桜(かしょうさくら)
高松藩士、松平半左衛門可正が1665年に屋島寺石段の左右に植えた7株の桜のうち、枯れずに残った一株を移植したもの。あまり大きくはないですが良い姿形をしているので、きっと桜の季節には見栄えするんだろうと思います。
源平屋島合戦800年祭供養碑・レリーフ
供養碑とその背後にレリーフ。こちらもふんだんに石を使っています。レリーフはなかなか細かい仕事をしていて、石細工の技術力の高さをアピールされているような気がします。
屋島山上商店街
ここから先は数店、お土産屋や茶屋などが並んだ商店街。
扇誉亭
民芸品や石、お土産などを販売する店。
これは「絹てまり」というもの。鮮やかな色でゆらゆらと微かに揺れていて、オブジェとして良さげです。
- 価格: 2200 円
- 楽天で詳細を見る
店内には立派な和室もありました。
この先をさらに行けば水族館や展望台、宿泊施設などがあり、ぐるっと回って駐車場に戻ることができるのですが、猛暑のため今回はここまで。引き返します。
屋島寺
山門(仁王門)
四天門のところまで戻り、その先の仁王門をくぐり抜け、振り返ったところ。なかなか荘厳な雰囲気のある佇まいです。門には立派な仁王像が鎮座していました。
お寺の外側を回って、無料案内所周辺まで戻ります。
あまり人通りもなく、草木が鬱蒼としおり、さらには「イノシシ注意」の掲示まであって、若干ビクビクしてしまいました。タヌキもいるらしいです。
無事、案内所までたどり着き、そこから駐車場まで戻ってきました。
ことでんバス
売店前に停まっていたのは琴電屋島駅と屋島山上を往復することでんバスのシャトルバス。片道100円。
バスの全面にことでんのキャラクター「ことちゃん」「ことみちゃん」「ことのちゃん」があしらわれています。何だ可愛いじゃねぇか、と四方八方から写真を撮ってしまいました。
よく見ると屋島にちなんだデザインとなっていて面白い。こちらは源平合戦、那須与一の「扇の的」。
後ろ部分は太三郎狸の蓑山大明神の石像。その上は多分展望台。
後ろは狸です。右側面は屋島スカイウェイ。
右側面の前方の「ミステリーゾーン」の標識は、ドライブのウェイの途中に上り坂なのに下り坂に見える坂があるそうです。標識があったような気がしますが、全然気づきませんでした。「屋島ミステリー坂」「おばけ坂」「幽霊坂」とも呼ばれているようです。
ことちゃんは既婚・子持ちだったりと設定も面白くて、ツイッターでフォローしてしまいました。