きび六

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仁淀ブルーと佐川の町並みをドライブ

高知市から少し離れて、仁淀ブルーで注目の仁淀川と古い町並みのある佐川町上町へとドライブしてきました。

 

仁淀川

高知県の川といえば四万十川が有名ですが、近年は「仁淀ブルー」と呼ばれるその水の美しさで、仁淀川が注目を集めはじめています。

 

仁淀川は四万十川、吉野川と並ぶ四国三大河川の一つで、特徴はその水質の良さ。全国一級河川の水質ランキングで全国一位となっています。ちなみに清流として知られる四万十川は際立って水質が良いというわけではないそうです。

一般社団法人仁淀ブルー観光協議会

 

高知市中心部から20キロ弱、車で30分程度で仁淀川を見ることができます。桂浜観光の後、海沿いを走り、仁淀川河口から川を北上してみました。ちなみに河口から北上する場合、川の東側を通ったほうがいいです。河口大橋を渡った西側は一般車の通れる川沿いの道がありませんでした。

 

 

波川(はかわ)公園

いの町の仁淀川橋のたもとにある川遊びのできる公園。川面の色はブルーというよりグリーン。もっと上流にいかないと仁淀ブルーは見られないのかもしれません。

 

 

ただ水は本当に綺麗。どこまでも澄んでいます。サンダルでそのまま川の中に入るとひんやりとして気持ちいい。川は浅く、ちっちゃな子どもを連れた親子が川辺ではしゃいでいたり、部活終わりの地元の高校生らしき少女たちが水に浸かりながらおしゃべりをしていたりと、この地域の人と川の自然なつながりを感じました。

 

川沿いを走っているとこの公園だけでなく、川原のあちこちでテントを張ったり、水辺で遊ぶ人、釣りをする人を見かけました。

 

名越屋(なごや)沈下橋

沈下橋とは、

低水位の状態では橋として使えるものの増水時には水面下に沈んでしまう橋のことをいう 

沈下橋 - Wikipedia

で、欄干などがなく、その代わり低コスト、短い工期で造ることができる橋で山間部や過疎地に多いそうです。高知県内にはこの沈下橋が多く見られ、この仁淀川の本流にも6本あるとのこと。

 

この名越屋沈下橋は仁淀川の最も下流にかかる沈下橋です。車で通っていきなり対向車に出会うのは怖いので近くに車を停め、歩いて行ってみました。とはいえそんなに交通量は無いだろうと思っていたのですが、結構車が通り抜けていきます。驚くのがそのスピード。地元の方だと思いますが、ものすごい勢いで橋を渡っていきます。落ちたりしないんでしょうか。

 

橋の左側が時々出っ張っていますが、これは歩行者が車を避けるための待避所です。夜中にここを歩いて渡るのはものすごい怖そうです。結局、車でここを渡ったのですが流石に地元の人のようなスピードは出せませんでした。

 

国道194号線からこの沈下橋を渡り、川沿いを通って仁淀川橋方面の下流へ戻ったのですがこの道は対向車とすれ違うのも困難な狭い道でお勧めできません。素直に国道194号線を使用するほうが快適にドライブできます。

 

佐川町上町地区

江戸時代、土佐藩主・山内家の筆頭家老、深尾氏が城下町として築き栄えた佐川(さかわ)町。幕末から明治にかけて活躍した田中光顕や植物学者の牧野富太郎を輩出しています。街にはその歴史を感じるような建物があちこちに見ることができます。

さかわの栞(しおり)[オフィシャル]|さかわ観光協会|トップページ

 

案内がなく車をどこに停めていいのかわからなかったのですが、青山文庫の駐車場に停めました。土日祝は銀行の駐車場なども開放されているようです。

 

旧浜口家住宅(さかわ観光協会)

国登録有形文化財。江戸時代に酒造業を営んでいた浜口家の住宅です。

 

 

 

現在はかなり綺麗に改築されていて、観光案内や土産物の販売、またカフェとしても利用できるようになっています。

 

カフェの営業は10:00~16:00までです。

 

明教館(めいこうかん)

佐川領主、深尾氏により創設された家塾。のちに郷校となり、田中光顕、牧野富太郎らを輩出した。

 

 

移築されたもので内部はかなり綺麗になっていて、自由に見て回れるようになっています。佐川町が生んだ文教人を紹介するパネルなどもありました。

 

佐川文庫庫社(旧須崎警察署佐川分署)

町指定文化財。明治時代に作られた警察分署。その後分署としての役割は終えるが有志らによって保存されてきた建物。何度か所有者が変わっていますが、この建物を残したいという気持ちが取り壊しをさせなかったんでしょうね。愛されている建物だということがよく分かります。

 

  

こちらも移築されて現在の地にあります。町のあちこちにある歴史的建造物を移築して一箇所に集めるのはなかなかいい取り組みです。管理も楽になるでしょうし、観光する側も便利です。愛知県の明治村みたいです。

 

 

建物内も自由に入れて、2階のバルコニーにも出ることができます。建物はかなり綺麗になっていますが、西欧化が進む当時の雰囲気を味わうことができます。

 

司牡丹酒造

400年以上の歴史を誇る酒造会社。

司牡丹 公式WEBサイト 

 

司牡丹酒造1号蔵

圧倒的な存在感のある約85メートルの蔵。日本有数の長さの蔵だそうです。

 

ギャラリーほてい

司牡丹酒造のショールーム。かつては文人墨客の集う料亭だったそうです。

  

 竹村家住宅

国指定重要文化財。江戸時代の酒造業の有力商家の住宅を見ることができます。第2日曜日(10:00~15:00)は中を見学できるようです。

 

レストラン高知 

仁淀川の波川公園と佐川町上町地区の間にある日高村の国道33号線沿いにあるレストラン。広い店内で落ち着いた雰囲気。分煙。高知で個性的な飲食店を複数運営する現代企業社のお店です。レストランなので当然食事メニューは充実しています。

 

  

ちなみにこのお店のある周辺は、日高村特産のシュガートマトを使用したオムライスが食べられる店が十数店あり、「オムライス街道」と呼ばれているそうです。

 

 

モカロール(390円)とアイス珈琲(400円)

 

注文したのはアイス珈琲とモカロール。モカロールは程よい甘さでおいしい。ちなみに同じく現代企業社が運営する隣の「屋根の上のガチョウ」のケーキ工房で作られているみたいです。

 

レストラン高知

住所:高岡郡日高村岩目地713

営業時間:9:00~22:00

駐車場あり

分煙

 

 

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仁淀川 (新潮文庫)

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牡丹酒

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