岡山市北区表町にある、津山市の郷土料理を楽しめる居酒屋「輪屋(わや)」に行ってきました。
場所は岡山天満屋近く、表町商店街から一本西の通りにあります。
外観
賑やかな周辺とは裏腹な、ひっそりとした通りの中にあります。おかげで日没後は、煌々と明かりが灯って目立っています。間口の狭いウナギの寝床タイプのお店。
1、2階が店舗です。
店内
店内に入るとすぐに宴会用っぽい広めの掘りごたつ席がありますが、1階はこれだけ。この隣の階段を上がって2階に行きます。
2階に上がると、カウンター席やテーブル席があり、店員さんに席に案内されます。
4人がけのテーブル席は4つ。残りはカウンターの席と一階の掘りごたつ席で、それほど収容人数はなさそうです。事前に予約をしてから訪れたほうが良いかもしれません。
テーブル席のスペースにはストーブが置かれていて、ヴィジュアル的にも暖かいです。店内喫煙可。
メニュー
様々な津山のローカルフードがメニューに並んでいます。各メニューは「牛煮こごり」「牛干し肉」「牛カッパ」「とり干し」「ヨメナカセ」等、名前を聞いただけでは分かりませんが、丁寧な説明が添えられているので安心です。これら名物を2品、お得に食べられる「津山2種盛り」もあります。
勿論、津山ホルモンうどんもあります。その他コースメニューもあります。
全体的に肉料理が多いですね。山の方だからというのもありますが、明治以前の肉食が一般的でなかった時代から津山市には伝統的な食肉文化があった、というのも大きいようです。
そして本日のおすすめメニュー。こちらも肉関係が多いです。
ドリンクメニュー。岡山の地酒も揃っています。
その他、ランチ営業もしていたようですが、 17年9月で終了したようです。
お通し、普通の枝豆(280円)
うずらの卵の燻製ともやしのナムルのお通し。枝豆は「普通の枝豆」と「ガーリック枝豆」があります。
トマトとクリームチーズのサラダ(580円)
黒胡椒が良く効いたサラダ。
牡蠣フライ(580円)
本日のおすすめメニューから牡蠣フライ。熱々をタルタルソースで頂きます。
牛ホルモン炒め(800円)
大きめの牛ホルモンともやし、ニラを炒めたもの。こちらも本日のおすすめメニューから。
親鳥のとり干し(580円)
鶏の干し肉。親鳥なので歯ごたえもあり、旨味も凝縮されていてお酒が進みます。
ヨメナカセ(580円)
ヨメナカセとは牛の心臓付近の大動脈のこと。その名前の由来は下ごしらえが大変だからとか、旦那がこれ意外食べなくなるから、とか諸説あるみたいです。コリコリとした食感で、確かにヨメナカセかもしれません。いいツマミになります。
瓶チュー(450円)
そして今回最大の発見は、津山のソウルリカー「瓶チュー」。「備中」にひっかけたローカルなお酒なのかと思ったら、清酒「富貴」や紫蘇焼酎「鍛高譚」を手がける東京本社の合同酒精株式会社のお酒。確かに津山なら備中じゃなくて、美作ですもんね。
このお酒は普通に全国で販売されているのですが、なぜか岡山県が全体の売上の20%を占め、特に津山市では多くの飲食店に置かれ、ソウルリカーとして愛されているそうです。正直、全然知りませんでした。
氷入りのジョッキに注ぐスタイルのこのお酒、強炭酸のレモン味で脂っこい肉料理との相性が抜群です。ホルモンや干し肉などの津山名物にも本当によく合って、津山のソウルドリンクになるのも分かる気がします。グビグビ飲んでしまいました。アルコール度が8%あるので、調子に乗って飲み過ぎに注意です。
近所の酒屋でも売っているのか、今度チェックしてみようと思います。レモンだけでなく、他にもいろいろ種類があるみたいで気になります。
マルナカ庭瀬店で瓶チュー発見! pic.twitter.com/9cxeDrIheq
— きび六 (@kibiroku) 2019年6月30日
*その後、県南でも時々売っているのを見かけるようになりました。浸透しつつあるのか、自分が気づかなかっただけなのか。
岡山市内で津山ホルモンうどんを食べられるお店はそこそこあると思いますが、それ以外の津山名物も楽しめるお店は他になかなか無いのではないでしょうか。なかなか面白い体験でした。津山料理はお酒によく合います。ぜひ瓶チューも試してほしいです。
輪屋(わや)
住所:岡山県岡山市北区表町1-10-23
営業時間:17:30~23:00
定休日:木曜日
駐車場なし/喫煙可
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