瀬戸内トリエンナーレ 犬島編です。
アクセス
本州側からのアクセスは宝伝港からになります。岡山駅からバスが出ているようです。
芸術祭用の駐車場もあります(1日500円)。
宝伝港は小さな港町といった感じで何にもありません。出発前の腹ごしらえや買い物はこの港に来る前に済ましておいたほうがいいです。インフォメーションセンターはありますので事前に犬島の情報は入手できます。
なんにもない港町ですが、とても静かで趣きのある所でした。
船は小型のタイプです。平日に行ったのですが乗船時間になると大勢の人が並び、全員乗れるかちょっと不安でした。
10分ほどで犬島到着です。船を降りるとすぐにインフォメーションセンターがあり、小豆島・豊島行きの船の予約などもしているようでした。
120 名和晃平
館内撮影不可。
両サイドの内庭の展示が面白かったです。
121 荒神明香
中に入って椅子に腰掛け作品を鑑賞できます。
122 小牟田悠介
館内撮影不可。
庭にたくさんの花が咲いています。秋会期には展示が変わるようです。
123 荒神明香
様々なサイズのレンズで構成されていて、よく見てみると風景が逆さに映っています。
124 下平千夏
館内撮影不可。家の中に黄色い糸が張り巡らされています。
一部がハンモックのようになっており、寝そべることが出来ます。他の方の邪魔にならなければずっと寝ていたいくらい落ち着きます。
125 淺井裕介
パワースポット的な何かがあるのか人が集っていました。
126 妹島和世
個性的な椅子が5脚置いてあり、座って一休みできます。
屋根がドーム状になっており声がこだまのように響きます。
128 柳幸典
犬島精錬所美術館内での展示です。館内撮影不可。
ここはまず建物が面白い。真っ暗な曲がりくねった通路を通り展示室へとたどり着くのですが、各曲がり角に鏡があり、奥から光を届けています。振り返ると月のようなものが常に見えます。また、館内はサンルームのような部屋と真っ暗な長い通路、そして煙突とで空気が動いて温度が調節されるようになっているそうです。とはいってもサンルームのような部屋はめちゃくちゃ暑かったですけど。
展示もなかなか興味深い。自由に見て回るのではなくグループごとに見て回るという感じでした。三島由紀夫の住居で使われていた建具を使用した作品もありました。
犬島と三島由紀夫は何も関係なさそうでしたが。
美術館の鑑賞を終えると、産業遺産でもある精錬所跡を散策です。
整備されずそのままになっている危険箇所があるため、個人の責任で見学するようにとの掲示がされていました。
半分崩れ斜めになった煙突や、割れ目ができた煉瓦の壁など廃墟好きにはたまらない場所です。ついつい写真を撮りすぎてしまいます。
犬島チケットセンター
港近くにあるチケットセンター。こちらでパスポートがない場合はチケットを購入します。カフェやミュージアムショップもここにあります。
また、コインロッカーもあるので不要な荷物を預けておくことが出来ます。
まとめ
11時10分に島に到着し、15:35に島を出ました。途中お茶をしたり食事をしたりと割とゆっくりと見て回ったのですが、大体4時間半くらいで見て回ることが出来ました。港を起点にぐるっと一周すればすべて見て回れる感じです。行ったり来たりすることがないので効率的。
早い時間から回れば他の島に行くことも出来そうです。宝伝港に戻る必要がない場合であれば、他の島へ行った後、宇野港や新岡山港行きの船に乗れば戻ってくることが出来そうですね。
季節柄なのか蜂がブンブン飛んでいてかなり怖かったです。これは防ぎようないですが。それから猫は一匹も見かけませんでした。以前は多かったようです。wikipediaの「島内には猫が非常に多い(2009年以降は激減)」と記載されているのがなんか怖いです。
まぁよそ者が余計な口出しは出来ないですけど。
犬島精錬所跡はかなり面白かったのですが、精錬所に関する歴史や情報についてもどこかに掲示があればよかったなと。