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きび六

岡山県発、地域情報を発信するブログです。

今月の本と映画と音楽(16年04月)

感想文 映画

 

ガソリン生活 伊坂幸太郎

ガソリン生活 (朝日文庫)

ガソリン生活 (朝日文庫)

 

 

車が主人公の物語。人間が車内にいる時の出来事や会話は情報として入ってくるが、車を降りて別の場所に行ってしまうと何が起きているかわからない。その代わり他の車との会話で別の情報が入ってくる。人間が主人公の場合とは違った形で話が展開していく。なかなか面白い仕組み。

 

で、面白かったかって言うと微妙。ちょっと話が長すぎた。これがもっとコンパクトなサイズだったら良いアイデアで面白かったって言えたかもしれない。大体中盤でストーリーは見えていたので後は車が詳細を徐々に知っていくというパターンで長いなーって思ってしまった。色んな話が交錯するし、伏線も散りばめられているしで伊坂幸太郎らしくはあったのだけれど。

 

伊坂幸太郎は本当にいやらしい悪人を描く。殴ったり盗んだりする単純明快な悪人ではなく、読んでいて本当に嫌な気分になるような悪人を。

 

恐らく朝日文庫初の伊坂幸太郎作品だと思うが、カバー裏に描き下ろし小説を入れたり、イラスト付きチラシを付けたりして気合が入ってる。確か「SOSの猿」の時の中公文庫の時もそうだった。

 

 

映画

 

三大怪獣 地球最大の決戦

 ゴジラが岩投げて攻撃とかあまりゴジラの意味が無いような。よく考えるとゴジラってあんまり攻撃のバリエーションがない。

 

さらにモスララドンゴジラに共闘を呼びかけたり、その交渉の様子を双子の小美人が解説したりするものだから今回の怪獣たちは異常に人間臭い。中の人います、感が強い。

 

決戦の結末もあっけない。

 

 

 ダ・ヴィンチ・コード

キリスト教の知識がないとあまり理解できにくい映画。とはいえそれを抜きにしても謎解き部分だけでもそれなりに面白かった。

 

最後の最後で2千年近くも誰も解けなかった謎がそれ?って感じでかなり萎えてしまったけども。謎どうこうよりも部屋を綿密に探せば簡単に見つかりそう。

 

 

ゴジラVSデストロイア 

 平成ゴジラシリーズ最終章。ってことを知らないでいきなり見てしまったのでリトルゴジラって何?みたいなわからない世界観に戸惑ってしまった。 

 

今回対決したデストロイアが感情移入できないくらいかっこ悪い。話の筋としてはデストロイアを応援するべきのような気もするのだが。この辺りにゴジラの悲しき怪獣感は出ているとも言える。

 

人間より少し大きいサイズのデストロイアの幼体がエイリアンのように人間を襲うのはこのシリーズでは新しいかも。ただあまりにもエイリアンでちょっと笑ってしまった。

 

ゴジラ第一作の映像やエピソードが使われたり、このシリーズを見てきた人には更に楽しめる作りで、こういう画が撮りたいんだっていう監督の気持ちもよく伝わって好感のもてる映画だった。

 

 

少年H

少年H Blu-ray(特典DVD付2枚組)

少年H Blu-ray(特典DVD付2枚組)

 

 日本映画でもこれぐらいのクォリティの映像が撮れるんだと感心した。空襲の後の焼け野原とか、終戦直後に銃を埋める森の中のシーンとか。

 

戦争となるとまずは身内に注意しないといけないんだなと。非国民でないことを証明するために様々な対応をしていかなければいけない。何と戦っているのかわけがわからない。

 

舞台は神戸でこの近くでは「火垂るの墓」の世界が存在していたのだと思うと、人の人生なんて運のようなもので決まっていくのだなとつくづく思う。少年Hも家族が全員無事でなければ違う結末を迎えたのかもしれない。

 

あ、あとなんで2階建てなのに1階だけで生活しているのか気になった。

 

 

怪獣大戦争

怪獣大戦争 【60周年記念版】 [DVD]

怪獣大戦争 【60周年記念版】 [DVD]

 

  ゴジラが宇宙で戦う。相変わらず戦うときは岩を投げたりしているのだが今回のゴジラは相当フリーダム。監督と揉めてヤケになったのかと思うほど好き勝手やっている。コメディ路線というか。

 

ストーリーの方は怪獣たちの対決というよりは異星人と人間との対決がメイン。キングギドラを退治するためにゴジララドンを貸してくれないかと持ちかけられるわけだが、冷静に考えてゴジラは町を破壊する迷惑な存在なわけだから願ったり叶ったりのはずなのに慎重に議論が重ねられる。しかも彼らを置いて地球に戻るときはなんだか切ない気持ちになっちゃったりしている。手のかかる子供みたいな扱い。ゴジラの不思議な立ち位置。

 

特撮のSF映像が今でも全然見れる出来。なんだか懐かしい雰囲気のする宇宙船や船内の様子が格好いい。

 

 

三銃士/ 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

娯楽作として難しいこと抜きでシンプルに楽しめた。続編があるような雰囲気の終わり方だったけど、今のところ続編は無いようだ。是非というわけではないけどあったら普通に見たくなる出来だった。

 

 

ゴジラVSメカゴジラ

ゴジラVSメカゴジラ [60周年記念版] [DVD]
 

ほぼ戦闘シーンの映画。子供向けの戦隊物を見ている気分。

 

メカゴジラがかっこ悪い。アニメだとこういうの得意なのに。まぁ一応新品なので汚しを入れるのも不自然だし。そもそもゴジラと形を似せる必要があるのかっていうのは 言っちゃダメだろうけど。

 

 

つくしいひと

kumamotoeiga.com

 

昨年熊本に旅行に行った時に撮影していたのを見かけたので気になっていた作品。ネットで期間限定で公開されていたので見てみた。熊本弁が飛び交い、観光名所も登場して熊本らしい映画ではある。ストーリーは至って平凡。

 

 

ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃

ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]

ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]

 

今回のゴジラはお腹が出ていて、尻尾とのつなぎのあたりのフォルムがかっこ悪かった。見た中ではヒール感は一番あった。

 

ちょっと戦争の臭いがする映画。アルマゲドン的展開もあり。ただ特攻隊風にならなかったのは関心した。

 

 

隠し砦の三悪

隠し砦の三悪人[東宝DVD名作セレクション]

隠し砦の三悪人[東宝DVD名作セレクション]

 

 古いし、白黒だし、言葉が聞き取りにくいしと思いながら見ているんだけど、いつの間にか夢中になって見ているという黒澤映画あるある。

 

スターウォーズにヒントを与えた映画としても有名だけど、本当にエンターテイメント溢れる映画。暴動のシーンとか祭りのシーンとか迫力があるし、馬での追走シーンは見応えがある。本筋の財宝を運ぶストーリーも面白い。

 

二人の農民をうまく扱ったり、関所での役人とのやりとりは人間の心理をうまく捉えている。こういうところはいつの時代にも通用するところなんだろうなと思う。

 

しかしこの映画の中の登場人物たちの荒々しい野性味あふれる感じはなんなんだろう。今じゃほとんど見ることの出来ない光景だ。今は役者がみな男前すぎるからなんだろうか。

 

姫役の上原美佐の喋り方が可笑しかった。

 

 

 ゴジラ×メカゴジラ

ミレニアムシリーズのメカゴジラ。前回と違ってメカゴジラの造形は悪く無い。メカゴジラが暴走して町を破壊してしまうというのも面白かった。エヴァンゲリオンっぽい。

 

釈由美子の軍事訓練のシーンとかハリウッド映画の猿真似を見ているみたいで笑ってしまった。軍事訓練なんてどこもそんなに変わらないので似るのは当たり前なのかもしれないが。

 

日本国民を守るために英断する総理大臣、とかやられると途端にリアリティを感じられなくなるのはなんなんだろう。これがハリウッド映画で合衆国大統領だとすんなり受け入れてしまうのだけど。日本の総理大臣は危機の時はもっと頓珍漢な対応しつつも、支持率や選挙のことを考えないと。アメリカ映画のリーダー像の真似なんかする必要ないのに。

 

 

その他

シン・ゴジラ

shin-godzilla.jp

新しいゴジラの予告編の映像が公開されました。あの震災の時の光景を想起させるようなシーンが随所にあるので初代ゴジラのような作りにするんですかね。ロゴもそんな感じ。

初代ゴジラでは、観客は映画の中で逃げ惑う民衆に戦中の空襲で逃げ惑った自分たちの姿を重ねながら見ていたって言うし。

 

 

 

 

 

kibi6.hatenadiary.jp

 

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